不動産コンサルタントのつぶやき

名南財産コンサルタンツ 不動産事業部 公式ブログ

不動産広告の距離表示

不動産の広告をみると「○○駅から徒歩○分」と表示されており、
この表示で不動産の利便性を判断されている方も多いのではないでしょうか。

この「徒歩○分」という表記は、「不動産の公正競争規約」というルールに基づいて
表記されており、具体的なルールは下記のとおり統一されています。
○徒歩による所用時間は、道路距離80mにつき1分間を要するものとして算出した数値を表示すること。
○この場合において、1分未満の端数が生じたときは、1分として算出すること。

また、もう少し詳細なご説明をすると、
○距離は直線距離ではなく道路距離であること。(信号待ち等は考慮せず)
○駅までの距離は、「建物の入り口」から「駅のホーム入口」までの距離。
というルールがあります。
※令和4年9月1日より規約が改正され、従前は「敷地の出入り口」が起点でしたが、改正後は「建物の入り口」に変更されています。特に大規模マンション等になると、敷地入口から建物エントランスまでの距離があり、改正後はより具体的な分数が分かるようになりました。

上記のルールにしたがって表示されているため、実際に歩いた分数との違いは
出てくると思います。(信号待ちが考慮されていないことや、複数路線乗り入れが
ある駅だと、利用する路線によって分数が変わります。)

不動産を検討される際に、現地をよく確認することはもちろんのこと、
実際に駅まで歩いてみてどれくらいの時間がかかるかも
確認されることをお勧め致します。

食欲の秋、値上げの秋

2022年も早いもので、10月に入りました。

弊社の拠点がある名古屋は、日中はまだまだ残暑が厳しい日があるものの、朝晩は過ごしやすくなり秋の訪れを感じさせるようになりました。

秋といえば多くの食材が旬をむかえ、“食欲の秋”というように食べ物がおいしくなる季節です。

しかし、今年は“値上げの秋”でもあり、多くの消費者にとっては厳しい秋でもあります。

帝国データバンクの調査によると2022年10月の飲料や食品の値上げは約6,700品目に上がり、平均値上げ率は14%に達するとのことです。

原材料価格の高騰や急激な円安の進行が要因とされていますが、当面はこれらの要因が払拭されそうにもなく、じわりじわりと家計を圧迫する局面が続きそうです。

話を不動産価格に転じます。

9月20日に国土交通省が発表した、今年7月1日時点の都道府県地価調査、いわゆる「基準地価」によると、全国の全用途平均で前年から0.3%上昇し、3年ぶりのプラスとなりました。また、住宅地については実に31年ぶりに上昇しました。

不動産の評価や調査に関わる者の肌感覚としても、例えば建売住宅にしても土地の仕入れ価格や建築費の上昇により、以前と比べると同じような立地であっても少なくとも1割増しくらいにはなっている感じがしています。

また分譲価格が上がったからといって売れなくなっているかというとそうではなく、低金利政策の継続により資金調達がしやすい環境が続いていることも背景にあり、購入者はしっかりついてきているように思われます。

となると回りまわって地価も上昇が継続というスパイラルが今後も続きそうです。

地価上昇は食料品の値上げとは話が異なりますが、生活防衛ということがより重要性を増すなか、不動産購入についてもより慎重な検討が必要な局面に入っているような気がしています。

残価設定型住宅ローン

 本日、大和ハウス工業が、2022年10月1日より、全国の新築住宅を購入される方へ残価設定型住宅ローンの紹介を開始すると発表しました。自動車では、残価設定型ローンの紹介はよくCMで見ていたものの、住宅ローンではなかなか目にすることはないので、どのような内容なのか気になりました。

 大和ハウス工業が紹介する残価設定型住宅ローンは、国の支援を受けてマイホーム借り上げ事業を行う一般社団法人移住・住みかえ支援機構とモーゲージバンク大手の日本住宅ローン株式会社が共同開発した、「ローンのお守り」という商品です。

本日時点で、「ローンのお守り」の詳細な商品説明はホームページ上ではありませんが、商品には2つの特徴があるとのこと。

①残価買取オプション
残価設定月以降いつでも住宅ローンの負債残高と同額で、一般社団法人移住・住みかえ支援機構が住宅を買い取ることを保証するサービス。

②返済額軽減オプション
日本住宅ローンから借り入れた住宅金融支援機構のフラット35などの住宅ローンを、残価設定月以降いつでも日本住宅ローンの提供する「新型リバースモーゲージ」に借り換えができるサービス。

大和ハウス工業のニュースリリースでは、返済額軽減オプションというキーワードしか掲載されていませんが、自動車の場合の残価設定型ローンの最大の特徴は、3~5年後の自動車の流通価格をあらかじめローンの借入額から差し引き、残りを借入額とすることで、毎月の返済額が抑えられものですので、「ローンのお守り」も同じような仕組みがあるのかなと思います。

なお、東京と神奈川の一部で、ヘーベルハウスと新生銀行が同じような仕組みの住宅ローン(支払額軽減住宅ローン)を提供ししていますので、こちらのホームページも大和ハウス工業のニュースリリースと併せて読んでいただくことでイメージはつきやすいと思います。

私は分譲マンションに暮らしていますが、リバースモーゲージなどを利用して老後の資金を捻出することも考えています。不動産という資産を利用して、皆様の暮らしが充実する制度が今後も出てくることを願っています。
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