不動産コンサルタントのつぶやき

名南財産コンサルタンツ 不動産事業部 公式ブログ

名古屋市の格安中古マンションの実態①

 先日のニュース番組内で、「格安中古マンション」に関する特集が組まれていました。
 築年数が古く、500万円を下回る価格の中古マンションが市場に出回っているとの内容でした。

 そのテレビを見て、「名古屋市内ではどのような傾向になっているのか」、興味がわき、実態を調べてみようと思い調査を行ってみました。

 条件は特集と同様に、「500万円を下回る価格」の販売中物件としています。

 調査方法は、不動産業者間の物件情報データベースである「レインズ」を利用しました。500万円未満の販売価格の物件情報(2月2日時点で登録されている販売中物件)を集め、そのデータを分析してみました。

 調査項目は4つとし、傾向をみてみたいと思います。(物件数 150件程度)

 まず今回は築年数の傾向をご紹介致します。 

 20年未満          0%
 20年以上30年未満    30%
 30年以上          70%
 平均 35年

 ある程度年数が経過した物件が中心となり、築20年未満の物件はありませんでした。平均すると築35年です。

 築年数は想像通りの結果となりましたが、それ以外の調査項目はどのような結果になるのでしょうか。次からは、「間取り・専有面積」、「駅からの距離」、「所在地」と傾向を見ていき、名古屋市内の「格安中古マンション」の実態を探っていきたいと思います。
 次回は「間取り・専有面積」についてご紹介いたします。

発展を遂げる東京湾岸エリアとマンション購入

 先日、東京出張の際、豊洲駅から「ゆりかもめ」に乗車する機会がありました。「ゆりかもめ」は新橋駅と豊洲駅を結ぶ新交通システムで、台場や有明といった臨海副都心を走っています。

 同線は全線高架であることから、車窓からは湾岸エリアのダイナミックな風景が広がります。既存のタワーマンション群に加えて豊洲や晴海では新たなタワーマンションの建設が相次いでいますし、築地から移転予定の豊洲新市場も工事が進んでいるようです今でさえ、日本中の富がこのエリアに集められているのではないかとの錯覚すら抱いてしまうほど集中投資が行われているこの湾岸エリアですが、2020年に開催予定の東京オリンピックでは、このエリアにメインスタジアムや選手村などが建設され、今後さらに開発が加速することになりそうです。

 ただし、「ゆりかもめ」の車窓から眺めていても、住んでみたら意外と不便だと思われるような場所にマンションが建っていたりしますし、急激に人口が増えたエリアですので、保育所などのインフラ整備が追いついていないなどの問題もあるようです。また、オリンピック終了後は選手村として利用されていた宿舎が中古マンションとして売り出されることも予定されており、需給が崩れる可能性もないとは言えません。

 ご自身が住むにせよ、投資対象として検討するにせよ、ブームに踊らされることなく、慎重な見極めが必要になるといえそうです。

一年を通して中古住宅が最も売買される時期です。

中古住宅の売買は一年を通して行われていますが、一年のうち売買が最も活発化する時期は1月~3月です。

(公財)不動産流通近代化センターの平成25年9月から平成26年8月までの、「売り物件成約報告件数の最近の動向」によると、マンションは2月、一戸建は3月が一年を通して最も成約報告の件数が多くなっています。

やはり、転勤や入学など新年度を機に、引越を希望される方が多いのが理由なのではないでしょうか。

この時期に、住宅のご売却をお考えの方は、新年度を機に引越を希望される方へのアピールのためにも、早めにご売却の準備をすることをお勧めします。

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