最近仲介を行った物件の周辺環境を調べた際に、小中学校の統廃合が行われており地図上にある小学校が
無くなっていることがありました。

 これからの人口減少については人口数や世帯数、人口ピラミッドと様々な角度から論じられておりますが、
小中学校の数はどのような推移になっているのか興味が湧き調べてみることにしました。
 もちろん人口が減少しており、少子高齢化社会なので、減少していることは確信がありましたが、
果たして数字としてどの程度減少しているのか、興味があります。

 小中学校のデータを見てみるため、文部科学省が実施している学校基本調査のうち、次の2つのデータを
確認してみました。

 参考データ
 1.小学校の学校数、在籍者数、教職員数(昭和23年~)
 2.中学校の学校数、在籍者数、教職員数(昭和23年~)

 過去20年の数字を見てみようと思い、1995年の学校数を100として指数も出しています。

 ①小中学校 学校数・在学者数
 
無題


 ②指数グラフ
グラフ

 大半の方の予想通りだとは思いますが、学校数は減少しており、小学校数の減少幅のほうが
大きくなっています。特に小学校は1995年を100とした場合、83.9%となっており全国で約4,000校が
減少したことになります。中学校の減少は遅れて反映されてきますので、恐らく中学校も大幅に減少
してくることが予想されます。

 様々な形で人口減少の影響が出てきていると痛感しています。また気になる項目があれば、
データを見てみようと思います。