国土交通省が8月28日に公表した平成27年第2四半期(4月1日から7月1日)の主要都市の高度利用地
地価動向報告「地価LOOKレポート」にて、名古屋駅の西側である「太閤口」が6%以上の上昇となりました。
6%以上の上昇は、平成22年第4四半期の「金山」(名古屋市)以来であり、約4年半振りの高い上昇であったことになります。
「地価LOOKレポート」は、四半期(3ヶ月)毎の地価動向であり、今回の「太閤口」の上昇を年換算すると24%以上ということになります。
名古屋周辺以外の方は24%という数字に驚かれるかと思いますが、名古屋で不動産取引に携わっている私と
しては、24%を大きく上回っている意味での24%以上であると受け止めています。
なお、「名駅駅前」も3%以上6%未満の上昇となっており、7月1日時点では名古屋駅周辺が全国で一番地価が上昇している地区であったようです。
なお、今月下旬に都道府県地価調査が公表されますが、こちらも7月1日時点の地価であり、名古屋駅周辺の調査地点が全国一の上昇率を記録しそうです。
ちなみに、名古屋駅周辺の地価が高騰している最大の要因は、リニア中央新幹線の開通(2027年)であり、
いつまで地価上昇が続くが、興味深いところです。
今から考えると、リーマン・ショックの2年後に「金山」が6%以上上昇していたことは、正直驚きですが、それほど鮮明な記憶がないということは、翌年(平成23年)以降、もう少し早いスピードで地価回復(上昇)すると考えていたのかもしれません。

「地価LOOKレポート」 http://tochi.mlit.go.jp/kakaku/chika-look