本日(7月20日)、星野リゾートが大手町に“星のや東京”を開業しました。
また、1週間後の27日には、西武ホールディングス子会社のプリンスホテルが、
赤坂プリンスホテルの跡地で“ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町”を開業します。
何れも高級ホテルであり、“星のや東京”の宿泊料は78,000円からのようです(全84室)。
今後も東京オリンピックまでに、都心で高級ホテルの開業が幾つか予定されており、
余計なお世話ですが、景気が低迷しても大丈夫?と少し心配になってしまいます。
観光庁公表の宿泊旅行統計調査によると、平成28年4月と5月の客室稼働率は、
2ヶ月連続で減少しています(5月は第1次速報値)。
頼みの外国人宿泊者は、以前増え続けているものの、その増加率は鈍化傾向にあります。
また、昨年の流行語である“爆買い”については、中国経済の停滞や円高の影響から
既にピークアウトしているといえ、大手百貨店の多くは、今期の減収を見込んでいます。
つまり、観光客を中心とした外国人宿泊者の増加が、必ずしもインバウンド消費の増加に
直結しない状況であり、今後の行方が気になるところです。
ちなみに、ホテル系リートの投資口価格は最近低迷しています。
果たしてどうなるでしょうか?