新年あけましておめでとうございます。
旧年中は、名南財産コンサルタンツ不動産事業部公式ブログであります
“不動産コンサルタントのつぶやき”をご愛読頂き、誠にありがとうございました。
皆様に様々な不動産情報を発信できるよう、より一層の情報収集に努めて参りますので、
本年も是非ともご愛読ください。

年初にあたり、2017年の不動産市況を予想してみたいと思います。
不動産市況を左右するポイントはいくつかありますが、個人的には、為替と金利に
注目しています。
具体的にいいますと、不動産市況にとっては、円安・低金利が好ましいと考えております。
円安は、多くの日本企業にプラス効果をもたらし、結果として日本経済に良い影響を与えます。
また、海外投資家は、円安になると日本の不動産を購入し、円高になると売却する傾向にあり、
その点においても、買い手が多くなる円安の方が不動産市況に好ましいと考えております。
低金利については、同じ返済額でより高値での物件購入が可能となり、
加えて借入しやすい(低金利=金融緩和)点が、不動産市況に好ましいと考えております。

トランプ次期アメリカ大統領決定後、その経済政策への期待及びFOMCが決定した利上げの
影響から為替は円安となっていますが、金利は上昇しております。
今のところ、円安が金利上昇の影響を上回り、不動産市況は良い状況であると
認識しておりますが、金融庁は不動産融資への傾斜を懸念し、監視を強化していますので、
トランプ次期アメリカ大統領の経済政策が期待を裏切った場合、不動産市況は急変する
かもしれません。
また、ユーロ圏で様々な問題が発生する可能性があり、今年の不動産市況は、外的要因に
大きく左右されるような気がしています。

予想は的中するでしょうか?