以前、私が勤めていた勤務先の住所が「○○町国有無番地」となっていました。
その当時はまだ不動産の知識もなく、違和感も感じていませんでしたが、
ふとこの住所を思い出し、どういった場合に「国有無番地」になるのかを調べてみました。

まず、無番地とは、言葉から読み取れるように、「地番が無い」土地のことを指します。
ほかの呼び方に「番地外」、「無地番地」があります。

下記のような土地が「地番が無い」状態にありそうです。
・無番地のまま国有財産台帳に登録されている土地
・もともと国有地だった土地
・埋め立て地のようにまだ土地として認定されていない土地
・里道、水路敷などの公図上で国有地であることが明らかな土地


また、調べてみると、上記の例以外にも「無番地」の場所は多く存在するようです。
例えば、東京にある青ヶ島村は、村全域が「東京都青ヶ島村無番地」となっており、
地番は振られていません。
地番が付いていない土地で、取引の際にどのように場所を特定するのか気になり、
取引事例を調べてみましたが、取引事例がなく、調べることはできませんでした。
無番地の理由はネット上で様々出ていますが、平地が少なく、土地の線引きが
難しいため、全村域が無番地扱いとなっているとのことです。
また、理由は分かりませんでしたが、四街道市の市役所も無番地となっており、
様々な理由や歴史で無番地となっているようです。

「無番地」で検索されると、様々な場所が出てきますので、ご興味ございましたら
ぜひ検索してみてください。