平成29年度の宅地建物取引士試験の合格発表が、平成29年11月29日に行われました。
宅地建物取引士の資格は受験資格の制限が無く、誰でも受験できることや、不動産業界以外の業種でも
役に立つこともあり、毎年約20万人が受験する国家資格です。ちなみに今年は約20.9万人の受験者でした。
受験資格の年齢制限等がないため、毎年最高齢及び最年少合格者も発表され、今年は最高齢合格者は
89歳、最年少合格者は13歳となっています。
(ちなみに歴代の最年少合格者は12歳です。)

今年の合格点は35点以上となっており、昨年と同様の合格点となりました。
   実施年度  合格点
   平成29年  35点以上
   平成28年  35点以上  
    平成27年  31点以上
    平成26年  32点以上
    平成25年  33点以上


この宅地建物取引士の試験で出題される項目は下記のようなものがあります。
①民法
②法令上の制限
③税制
④宅建業法
⑤その他土地建物に関する知識

主に不動産取引に関する知識(宅建業法)や、取引に付随する民法の知識、都市計画法や
建築基準法等、法令上の制限の知識等、不動産取引の専門家として必要な知識が問われる
試験です。


不動産の仕事に携わる方には必要な資格だと思いますが、そうでない方にとっても取得
していて良い資格だと思います。来年の試験はまだ先ですが、ご興味のある方は一度、
試験内容を調べられてみてはいかがでしょうか。