栄の老舗百貨店(400年以上の歴史があるそうです)である丸栄が2018年6月末で閉店すると発表しました。
2010年にキャベジンコーワでおなじみの興和株式会社の子会社になってからは、百貨店業態から
テナント型への転換を進め、時期は未定であったものの丸栄の閉店自体は、発表済みでしたので、
驚きはないものの名古屋にとっては、大きなニュースとなりました。

気になる今後については、建物解体後、2020年に小規模ビルを建設、5年程度営業した後、
リニア中央新幹線が開業する2027年を目標に、同じく興和所有で広小路通を挟んで丸栄の北側に
位置する栄町ビル及びニューサカエビルと一体で再開発する方針のようです。
なお、再開発の事業規模は2,000億円ともいわれており、目標時期・事業規模ともに、名鉄・近鉄・
三井不動産・日本生命の4社が名古屋駅で行う再開発と同じとなります(名古屋駅再開発の
総事業費が2,000億円程度との報道がありましたが名鉄は未定としています)。

しかし、名古屋駅再開発と比較すると、立地(リニア中央新幹線の開通による特需)・事業主
(興和は名古屋を代表する会社でありますが・・・)・話題性の何れについてもやや見劣りしている
感じがあり、再開発の実現性を危ぶむ声もあるようです。
個人的には、規模に違いはありますが、栄には銀座を目指して貰いたいと考えています。

果たして、再開発の行方はどうなるでしょうか?