tokeidai 今週は、札幌出張でした。出張の際、毎回立ち寄る北海道不動産鑑定士協会は札幌の有名な観光スポットである時計台の近くにあるので、鑑定士協会での調べ物を終えた後、時計台を眺めながら次の調査場所である札幌市役所へ向かうというのが毎回の定番となっています。

 その札幌時計台ですが、少し前にネットなどで話題になったトピックがあります。時計台の背後に巨大なビルが建設されたため、訪れる観光客の間で困惑が広がっているというものです。

 札幌時計台は、正式名称を「旧札幌農学校演武場」といい北海道大学の発祥の地でもあります。ただ、街中にある高さ20m程度の比較的小さな建物であるが故、周りに建ち並ぶ高層ビルに埋もれるように建っていることから、高知のはりまや橋や長崎のオランダ坂などと並んで「がっかり観光スポット」だとよくいわれてきました。

 その背後に巨大なビルが建ったものですから、「がっかり度アップ」などとひどい言われようです。ちなみにこの巨大ビルは「さっぽろ創世スクエア」といい、地上28階数・地下5階建(高さ124m)の超高層ビルで、2300席の劇場や図書館からなる市民交流プラザや北海道テレビ放送(HTB・テレビ朝日系列)、朝日新聞社などが入居する予定とのことです。

 歴史を刻む重要文化財と札幌の街の新しい顔。個人的には悪くないコントラストだと思うのですが、どうなのでしょうか。