7月2日に発表された平成30年分の相続税や贈与税の算出基準となる路線価において、
都道府県庁所在地の最高路線価が1,000万円以上であった都市は4都市ありました。
私が持っている古い資料に、平成10年から19年までの最高路線価の推移が記載されていましたので、
4都市の価格推移について調べてみました。
なお、路線価は㎡単価であり、より身近である坪単価で換算すると約3,306万円以上となります。

東  京・・・中央区5丁目        銀座中央通り
大  阪・・・北区角田町          御堂筋
横  浜・・・西区南幸1丁目      横浜駅西口バスターミナル前通り
名古屋・・・中村区名駅1丁目    名駅通り

      平成30年 平成29年 平成28年 平成19年 平成18年 平成15年 平成10年 
東  京  4,432万円 4,032万円 3,200万円 2,496万円 1,872万円 1,272万円  1,180万円
大  阪  1,256万円 1,176万円 1,016万円   696万円    496万円  408万円   580万円
横  浜  1,024万円   904万円    781万円   526万円   387万円  337万円    494万円 
名古屋  1,000万円   880万円    840万円   616万円    460万円   335万円   498万円

〇平成10年の価格を100とした指数(小数点以下第2位を四捨五入)
      平成30年 平成29年 平成28年 平成19年 平成18年 平成15年 平成10年 
東  京   375.6        341.7        271.2        211.5        158.6        107.8        100   
大  阪   216.6        202.8        175.2        120.0         85.5        70.3       100
横  浜   207.3        183.0        158.1      106.5        78.3         68.2        100 
名古屋    200.8        176.7        168.7       123.7         92.4         67.3       100

銀座の地価上昇が際立っていることが一目瞭然です。
名古屋で不動産取引に携わっているものとしては、銀座の次に地価上昇が顕著なのは、
名駅と考えていましたので、僅差ではありますが、名駅の上昇率が最も低いことに、
驚きを感じました。
同時に、上位3都市の地価はとんでもないことになっていると思いました。
(名駅の地価はとんでもないことになっていると思っています)