アマチュアスポーツ界の様々な団体において、東京五輪を前に
諸問題が頻発しています。
選手を守るべき団体が、一部を守るために選手を苦しめるような
ことが多く、選手を第一に考えた結果になることを望みます。
また、各団体において、組織の新陳代謝が必要なのではないかと
感じることも多くあります。
(報道を見ているだけですので、何が正しい情報なのかは分かりませんので
 断定はできませんが、、、)

不動産の業界で見てみると、古い空き家を除却、耐震化するために、
相続した空き家を売却した際に3,000万円の特別控除(空き家3,000万円特別控除)を
利用できる制度が、平成28年4月1日以降の譲渡分から3年間に限り制定されています。
この制度は、古い建物の除却を促進しようとするための施策であり、
ある意味建物の新陳代謝を促す政策であると感じています。

この制度ができたことによってどれだけの効果が出ているのか、
気になって調べてみました。

調べてみると、膨大なデータがあるので、何回かに分けて
調査した結果を掲示してみたいと思います。
まず、大きいデータとして、「建物除却件数」を調べてみました。

比較の仕方として、
平成27年度 (平成27年4月~平成28年3月)
平成28年度 (平成28年4月~平成29年3月) ※空き家3,000万円特別控除対象期間
平成29年度 (平成29年4月~平成30年3月) ※空き家3,000万円特別控除対象期間
の建物除却件数を調べました。

結果としては下記の通りです。(平成27年度を100の指数として計算)
平成27年度 107,514件
平成28年度 113,025件(+5511件 指数105)
平成29年度 120,146件(+12,632件 指数111)

この数字を見る限り、除却件数は増加しており、一定の効果があったのかと思いますが、
次回は建物の種別や構造等も調べてみたいと思います。

データ元:建築物滅失統計調査
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00600240&tstat=000001016963&cycle=1&year=20180&month=12040604&result_back=1