先日、お客様と電車(JR)で愛知隣接県の特急停車駅に行きました。
その特急停車駅には、私鉄が隣接しており、両鉄道内の駅を
自由に行き来できるようになっていました。

そのお客様とは、過去にも何度かその特急停車駅に電車で行っていましたが、
何れも私鉄を利用しており、JRの利用は今回が初めてでした。

名古屋駅から乗車し、お客様といろいろな話をしながら1時間強経過した頃、
無事その特急停車駅に到着しました。
目的地が駅の西側であったため、私鉄側の西口から出ようとしたところ、
ICカードにエラーが発生し、二人とも出ることができませんでした。
私鉄側なのでエラーが発生したものと考え、仕方なく、東口から出ようとしましたが、
再びICカードにエラーが発生しました。
エラーの原因が理解できず、JR窓口の駅員に尋ねたところ、
何とその特急停車駅を含めた周辺の駅は、ICカードが利用できなかったのです。
お客様と私は、乗車料金を現金で支払い、やっと駅から出ることができました。
但し、JR窓口では、ICカードの取り消しができず、名古屋駅又は隣接する
私鉄の駅で取り消してくださいと言われました。
JR開札に設置してあるICカード対応の改札機は、私鉄利用者のための
ものだったようです。

JRとしては、私たちのような目に合う乗車客を防ぐため、いろいろ形で
案内しているようですが、全く想定外のことであったため、気付くことが
できなかったようです。

今回の出来事を基に、いろいろと考えてみたところ、私なりの結論が出ました。
元々、その特急停車駅の方面に行く場合、JRより私鉄を利用する方が多い。
より多くの方が利用するのは、私鉄の方が便利だから。
便利で利用客が多い私鉄は、JRより設備投資可能な状況となり、
より便利さや快適さが増し、両社の差は更に開く。
その差は、駅周辺の地価にも影響し(私鉄沿線の方が人気があり高くなる)、
その差は更に更に開く。
(上記は調査未実施の私の勝手な予測であり現実とは異なるかもしれません)

現在は、何事においても優劣がはっきりする時代であり、一旦劣る側に属すると
負のスパイラルに陥り、並大抵のことでは、優る側に戻ることができなくなる
ような気がします。これは、きっと不動産にも当てはまるのだと思います。