先日、出張で東京と水戸に行ってきました。水戸に行くのは、昔、東京の会社に勤務していたころ以来、10数年ぶりでした。昔は東京駅から水戸に行く場合、特急が上野発でしたので、山手線か京浜東北線で上野まで行き、乗り換える必要がありました。今回は、上野東京ラインが開通したことにより東京駅から特急に乗ることができました。

この上野東京ライン、2015年3月に開通した路線で、上野駅と東京駅の間に線路を増設し、宇都宮方面の東北本線、高崎方面への高崎線、土浦・水戸方面への常磐線と横浜方面への東海道本線が相互に直通運転を行います。水戸方面の特急はほとんどが品川発となり、速達型の「ひたち」と停車駅の多い「ときわ」という二種類の特急が走っています。

今回は東京駅から「ひたち」に乗りましたが、上野に停車したあとは水戸までノンストップですし、車両もE657系という新型で乗り心地もよく水戸まであっという間の感じでした。帰りも「ひたち」に水戸から東京駅まで乗車しました。東京駅で下車後、すぐに東海道新幹線に乗り換えることができますので、重いキャリーバッグを持って山手線などに乗る手間が省け、名古屋まで帰るのもとても楽に感じました。

上野東京ラインの常磐線系統は品川までしか乗り入れませんが、それでも画期的なことのように思われます。東北本線(宇都宮線)、高崎線系統は、湘南新宿ライン同様、東海道本線の沼津や熱海あたりから一気に宇都宮や高崎まで行くことができ、青春18きっぷなどの格安きっぷを用い、少し奮発してグリーン車に乗ればリーズナブルかつ快適に比較的長距離の旅が楽しめそうです。

一方で、上野東京ライン開通前は始発駅であった東京駅や上野駅が途中駅となり、待てば着席できたのが、できなくなってしまうという弊害?も指摘されているようです。そうはいっても全体としては利便性が向上したことに変わりはありません。

首都圏在住の方からしてみれば今更感満載のことを書いてしまいましたが、たまたま今回利用し、便利さを実感したので取り上げてみました。

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