建物の築年数が新しい場合、「築浅物件」と表現しますが、「築浅」と聞くと、
皆様はどれくらいの築年数をイメージされますでしょうか。
また、「築浅」のほかに、築年数が新しいことを表す表現として、「新築」があります。

「築浅」と「新築」には明確な定義はあるのでしょうか。

まず、「新築」には明確な定義があります。
「品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)」と
「公正競争規約(不動産の表示に関する公正競争規約)」という2つの法律・規約によります。


その規定によると、「新築」とは、
○建物が完成してから1年未満
○過去、誰も入居したことがない
の二つの条件を満たすものを指すこととされています。

次に「築浅」ですが、これには明確な基準はありませんが、
色々な媒体を見ていると、おおよそ築5年くらいまでなのかなと感じます。
(中には「築浅(○年以内)」というように、ポータルサイト等では明確な基準を設けず、
 特集記事として「○年以内」のものをその記事内の定義として使っているケースもあります。)
調べてみると、築10年以内も「築浅」と表現しているものもあり、定義が無いため、
各業者様によってさまざまだという結果でした。
(個人的には5年以内かなと感覚的に思っていました。)

定義がない「築浅」という言葉のみを受け取らず、しっかりその物件の情報を
確認することが重要です。