10月に国土交通省より発表された、残念なニュース。

国土交通省調査が、昨年行った「駅周辺における放置自転車等の実態調査の集
計結果」で名古屋市が、自治体別でワーストとの6631台となりました。
ちなみに、2位は大阪市の5032台、3位は札幌市の3230台でした。
〔調査は、2019年10月~12月の晴れた平日午前11時ごろ、駅周辺の放置自転車
を全国909市区町村が調べ集計〕


駅別では上位10駅のうち、5駅が名古屋市内と突出しており、名古屋市中区の
久屋大通駅が921台で、大阪の動物園前駅に次ぐ2位に。他に市中心街の上前津
、栄、高岳、丸の内の各駅もワースト10に入っています。


駅前などに自転車が放置されていることが常態化しており、正直ニュースにな
らなければ気にも留めませんでした。
当然、街の景観を悪化させ歩行者や緊急車両などの通行の妨げになるだけでな
く、高齢者や体の不自由な方の通行の安全をも脅かし、バリアフリーの観点か
らも問題となっています。


これに対して名古屋市は、久屋大通、栄の両駅がある栄地区で19年度に駐輪場
を1022台増やし約5500台分とし、23年度までに7000台分に増やすことで放置自
転車対策を講じるとしています(ただし、上前津、高岳駅周辺は、地域の理解
を得るのに時間がかかっており、19年度に整備は進んでおらず)。
また、10月から撤去保管手数料を改定(1台1500円から3500円に引き上げ)し、
「自転車を大切にし、放置自転車をなくすこと」を考えてもらうためCM制作
(11月)もしています。


来年、これらの対策が実を結び、放置自転車台数減少・ワースト脱却のニュー
スを見聞きしたいものです。