弊社不動産部ブログをご覧の皆様、あけましておめでとうございます。

早いもので令和も4年目になりました。また2020年代の到来とともに全世界を大混乱に陥れた新型コロナウイルスとの共生も3年目に入ります。

足元ではオミクロン株による第6波襲来の懸念はありますが、感染拡大が一時よりは落ち着いたことから、この年末年始は帰省などにより久々に家族や友人など大切な人との再会を喜ばれた方も多かったのではないでしょうか。

昨年の我が国の不動産市場動向を振り返ってみると、コロナ禍からの景気回復や金融緩和による金余り現象を背景に不動産市場への資金流入が続き、三大都市圏や地方中枢都市の優良不動産を中心に価格が高騰、一部ではバブルを彷彿させる状況もみられます。

また、昨年のはじめには新型コロナウイルスの感染拡大が収束すれば景気が回復するという期待を抱いていたように思われますが、コロナ禍からの回復というものは経済現象にバラ色の効果をもたらすだけではなく、需給バランスの悪化による需要超過から半導体不足や原材料価格の高騰を招き、インフレという副作用を引き起こすということを知った一年でもありました。

さて幕を開けた2022年はどのような一年になるのでしょうか。2月には中国で北京冬季オリンピックが開催されます。米中対立が激しさを増すなか、オリンピック終了後の国際関係が気になるところです。また、米国においては金融緩和の出口を探り始める時期にきており、このことが世界経済に与える影響が懸念されます。

国内では、大都市圏の生産緑地の指定解除による市街地農地の大量供給による、いわゆる「2022年問題」が顕在化するファーストイヤーといわれていますが、はたして本当にそうなるのでしょうか。

もちろん、新型コロナウイルスの感染拡大も終息したわけではなく、当面は共生を強いられそうです。

こうして考えると本年も平々凡々な一年とはならなさそうですが、弊社といたしましても怯むことなく少しでもお客様のお役に立てるよう鋭意努力を続けて参る所存でございます。

最後になりますが、皆様にとって2022年が素晴らしい一年になることを祈念いたします。