ウッドショックに関するブログを、昨年5月に書いてからしばらく様子を見聞きして
いましたが、住宅業界においては、未だ収束の見通しが不透明な状況が続いていると
思われます。

「ウッドショック」とは、住宅用の構造木材の供給不足からくる、木材価格の高騰を
示す言葉です。

報道によると、根源となっていたアメリカ等の木材需要は落ち着き減少傾向となって
いるとのことですが、コンテナ不足による運賃の高騰が続き世界的な物流網の混乱は
続いており、ウッドショック前の水準に戻るには時間がかかる見通しとのことです。

この間、日本の住宅業界も建築価格を引き上げる対応を取っており、新築住宅購入希
望者にも影響を及ぼしています。
また、昨年12月には、大手住宅メーカーが、世界トップクラスの大規模な森林を所有
するロシアの企業を買収すると発表しました。
大規模な森林を保有し、良質な木材を安定的に調達することを目的とされていますが、
昨今の、ロシア経済制裁でどの様な影響がでてくるかは注目したいところです。

東海エリア(特に名古屋市内)の住宅用地には、住宅メーカー等による土地購入意欲は
旺盛ですが、動向については引き続き注視していきたいと思います。