錦三丁目で、7月から三菱地所など5社が手掛ける超高層複合ビル(地上41階建・
高さ約211m)の新築工事が始まります。

高級ホテル・オフィス・シネコン・高級商業施設で構成されますが、この建物が
愛知県と名古屋市が連携し支援している高級ホテル誘致の案件となり、高級ホテ
ル立地促進補助金(合計20億円)の補助事業に認定されています。
ホテルは、ヒルトン系のラグジュアリーホテル「コンラッドホテル」が名古屋に
初進出します。
「ラグジュアリー」とは、ホテル用語でデラックスより上、スイートより下にラ
ンクされた部屋タイプを意味するとのことです。
高級ホテルが進出することで、都市計画制度も大きく見直されており、宿泊施設
(事業認定を受けた高級ホテル)整備分の2倍の容積率も緩和されます。

今回の補助制度は、「ハイレベルな国際会議の開催」「海外富裕層旅行者等の誘
致」することで都市ブランド力向上を目指すものです。
成果が見られるまでに時間はかかりますが、完成(2026年夏頃)すれば、2023年
7月末完成予定の中日ビル(地上33階・高さ約158m)と併せ、新たなランドマー
クの誕生となり、栄エリアが活況していく動向も注目していきたいと思います。