4月1日から道路交通法の改正により、自転車に乗る人全員にヘルメットの着用が努力義務となったことに併せ、名古屋市が放置自転車の台数が1番多い都市であることも報道されていました。

2021年度の調査で、放置自転車の多い自治体のワースト順位は以下のとおり。
1 名古屋市 5718台
2 大阪市  2552台
3 札幌市  1575台
〔調査は、2021年10月~12月の晴天の平日午前11時ごろ、駅周辺の放置自転車を全国904自治体が調べ集計〕

駅前などに自転車が放置されていることは常態化しており、報道されなければ気に留めていませんでしたが、街の景観を悪化させ歩行者や緊急車両などの通行の妨げになるだけでなく、高齢者や体の不自由な方の通行の安全をも脅かし、バリアフリーの観点からも問題です。

4月1日より自転車放置禁止区域を、これまでの栄駅・伏見駅周辺の他、大須や矢場町周辺にまで拡大し、これに伴い全体で6900台の自転車駐輪場を整備したとのことです。

自治体の対策も必要ですが、利用者への継続した意識付けが大切となってきます。これらの対策等が実を結び、放置自転車台数減少・ワースト脱却の報道をいつの日か見聞きしたいものです。