夏本番を迎え、皆様いかがお過ごしでしょうか。夏と言えば、海やプール開き、夏祭りや花火など楽しい行事を思い出される方もいらっしゃると思いますが、線状降水帯が各地で発生し、河川が氾濫するなど水害が多くなる時期でもあります。
 
 今年もすでに線状降水帯による水害がニュースで報じられていますが、あるニュースにおいて被害を受けた地域は、ハザードマップで危険とされている地域と重なるとの報道がありましたので、今回はハザードマップについて感じていることを書きたいと思います。

 ハザードマップは、昔からあるものですが、不動産取引では、対象不動産が水害ハザードマップにおいて、どの位置にあるのか。水害が発生した際の水深などを令和2年より不動産の買主等へ説明しなければならなくなりました。そのため、それ以降、不動産の買主等は、ハザードマップでその不動産が危険な地域に位置しているのか?万が一水害があった場合どの程度水没するのか?などを確認されていると思います。また、不動産の取引をされていない方でも、テレビなどでもよく見掛けるようになったと思います。

 このようにハザードマップの認知度は上がっていると思いますので、危険が伴う地域に居住する人は減っていると思いますが、河川の氾濫など水害を報じるニュースを見ると、新しい建物も見られます。その地域に地縁のある方もいらっしゃるので、住んではいけないとは言えませんが、私が見たニュースにおいて、水害の被害を受けた地域は、ハザードマップで危険とされている地域と重なると報道されているように、ハザードマップの精度は高いと思います。ハザードマップを活用して、数年に一度発生する災害から自分を守ってほしいと願っています。