東海道新幹線の車内チャイムが変更され、7月21日の始発から、これまで使われていたTOKIOの「AMBITIOUS JAPAN!」からUAの「会いにいこう」に切り替えられました。
「AMBITIOUS JAPAN!」は、2003年の品川駅開業と「のぞみ」大増発のキャンペーンをきっかけに車内チャイムとして用いられてきましたが、新型コロナにより落ち込んだ需要の回復を図る「会いに行こう」キャンペーンに伴い切り替えが行われました。
「AMBITIOUS JAPAN!」は、2003年の品川駅開業と「のぞみ」大増発のキャンペーンをきっかけに車内チャイムとして用いられてきましたが、新型コロナにより落ち込んだ需要の回復を図る「会いに行こう」キャンペーンに伴い切り替えが行われました。
新しい車内チャイムを楽しみに新幹線に乗ったら全く違ったメロディーが流れてきて戸惑ったという人もいるかもしれません。
現在、東海道新幹線を走っているのは「N700A」と「N700S」という形式ですが、いずれもJR東海とJR西日本に所属している編成があります。車内チャイムが変更になったのはJR東海に所属する編成のみで、JR西日本の車両は「いい日旅立ち・西へ」という曲が引き続き用いられています。
新しく用いられるようになった「会いにいこう」もいいメロディーだと思いますし、「AMBITIOUS JAPAN!」も何回も聴いたので使われなくなったのは少し寂しい感じもします。しかし、個人的にいちばん思い入れがあるのが、それよりも前に使われていた、通称「ひかりチャイム」かもしれません。
大阪で学生生活を送っていた1990年代初頭、新幹線の車内販売のアルバイトをしていたのですが、そのころ流れていたのが「ひかりチャイム」です。
ちょうど「のぞみ」が登場したころですが、まだ1日数本の運行で、主力は「ひかり」と「こだま」でした。
当時「ひかり」や「こだま」で用いられていたのは「100系」と「0系」という形式で、特に「100系」は2階建て車両を中間に4両挟み食堂車もあった「グランドひかり」という編成があったり、カフェテリアや個室グリーン車があったりと、まさにバブル時代らしい豪華絢爛な形式だったことが強く印象に残っています。
このメロディーを聴くと大相撲の大阪場所が終わった翌日にはグリーン車に関取衆がたくさん乗っていたり、車内販売のワゴンを押していたら高校時代の同級生に遭遇したりといろいろなことを思い出しました。
最近のことを書くつもりだったのに昔のことをついつい書いてしまうのは自分が歳を取ったからかもしれません。