9月19日(火)に、7月1日時点の土地の価格を示す基準地価が発表されました。
愛知県は、住宅地で前年比プラス2.1%、商業地でプラス3.4%となっており、住宅地のトップは「中区錦1丁目324番1(プラセシオン名古屋伏見)の土地(約538万円/坪)で16.4%の上昇率、商業地のトップは「錦2丁目1901番(名古屋鴻池ビルディング)」の土地(約1,470万円/坪)で14.7%の上昇率となりました。
筆者が働く名古屋の地価は、住宅地・商業地のどちらもコロナ禍の影響で一時下落も見られましたが、現在は需要も回復し地価の上昇が続いている結果となっています。
住宅地を見てみると、生活利便性の高いエリアのマンション需要が起因し基準地価の上昇をおし上げていると思われますが、戸建用の土地に目を向けると、近年の建築費高騰による販売価格上昇の影響は一部にとどまっているような気がします。
一方、商業地では、リニア中央新幹線の開業やインバウンド等により、当面の上昇が期待されますが、地価と実体経済の乖離などについて動向には今後も注視していきたいと思います。