今月初旬、東京都中央区日本橋で三井不動産と竹中工務店による木造賃貸ビルの建設工事が始まったとの報道がありました。地上18階・高さ84メートルの日本で最も高い木造賃貸ビルが2026年に誕生します。

日本の国土の約3分の2を占める森林の大部分が、製材用に植えたスギやヒノキなどの人工林にもかかわらず国産材の自給率は3割程度にとどまっており、伐採適期を迎えた木材や間伐のための伐採をしなければ、荒廃が進行し地盤が弱くなり地すべりなどが発生しやすくなると言われています。

木材を使用することで建設コストは鉄骨で建てる場合に比べ上昇しますが、国や自治体の補助金など有効に活用することで木造ビルが増えれば、視覚からも楽しめる温かみのある街になっていくと思われます。