4月に入社した新入社員の方の研修のため、実際に仲介をご依頼いただいている
建物を視察した際に、ユニットバスのサイズに関する質問をいただきました。
古い建物であれば規格品ではないため、実際にサイズを測らないといけませんが、
ユニットバスであれば規格品であり、サイズが決まっています。
代表的な規格は下記のとおりです。
サイズの数字は、短辺と長辺の頭2つの数字をつなげて表示しており、
例えば「1418サイズ」は、短辺の「14」と、長辺の「18」をつなげたものです。
分譲マンションの場合、3LDKで1418サイズ、4LDKで1418もしくは1620サイズ、
分譲一戸建てだと1616サイズが設置されていることが多いようです。
分譲一戸建てや分譲マンションの間取り図には、ユニットバスのサイズが
記載されていることが多く、大きさを確認することができます。
不動産の広告を見たり、物件を比較検討される際には、ユニットバスの大きさも
比較してみられてはいかがでしょうか。
2017年05月
ゴールデンウィークに福岡の天神を訪れる機会がありました。天神といえば、九州一の繁華街で複数の百貨店や数多くのファッションビルなどが集積し、西鉄や高速バスのターミナルも存していることから九州中から広域的に集客しています。天神を歩いたのは久しぶりだったのですが、ゴールデンウィークという要因はあるにせよ、歩いている人の数は名古屋の栄よりも多いように思われ、商業施設の集積度、洗練度ともに栄を凌いでいるように感じられました。
翌週末、用事があったため栄を歩いたのですが、やはり天神と比べると賑わいが劣るというか、繁華街としての勢いがないような気がしました。気になったので今年1月1日時点の地価公示価格を確認してみたところ、両地区の最高価格地点では「天神コア」が1㎡あたり785万円、「名古屋栄三越」が同750万円と地価の面からは天神が栄を上回っているということがわかりました。
再開発が進み東京のどこかのターミナルと見間違うばかりとなった名駅と比べ、栄は街並みが変わるような大規模な再開発は行われておらず、街の雰囲気は20年前とあまり変わっていないような気がします。では、栄はこのまま衰退していってしまうのでしょうか?
実は栄でも2027年のリニア中央新幹線の開業を視野に水面下ではいくつかの再開発の構想があるようです。主なものは以下のとおりです。
◇ 中日ビルの建て替え計画
・ 2019年3月末に閉館、2020年代半ばをメドに建て替える予定。
◇丸栄の再開発構想
・ 丸栄の親会社である興和が現在の丸栄百貨店と広小路通を挟んで隣接する栄町ビルを一体で再開発しツインタワーを建設する構想があるが、具体的な計画の内容、時期等は未定。
◇日本生命栄町ビル
・ 広小路栄交差点の北西側にあった1階にティファニーが入っていたビル。現在は解体済み。具体的な再開発の内容について現時点では日本生命からの発表はない。
このほか、名古屋市が「栄地区グランドビジョン-さかえ、魅力向上方針-」として栄地区を魅力あるまちへと再生し、持続的に発展させる基本方針を策定、特に栄のシンボルである久屋大通の再生に向けた施策を進めようとしています。
個人的には、久屋大通周辺は名駅にはない、栄ならではの回遊性を象徴する場所ですので整備を進めることは大いに結構だと思うのですが、隣接する大須エリアとの連携強化という面も打ち出すべきだと考えています。現在は、広幅員の若宮大通により分断されている両地区ですが、アクセスを向上させ一体感を出せば、外国人観光客からも面白い場所だと認知されることによりインバウンドの魅力向上にも資するのではないでしょうか。
名駅では名古屋鉄道が主体となり2020年以降、高さ160メートル~180メートル、南北約400メートルにも及ぶ再開発の計画を打ち出しました。栄でこれ以上にインパクトのある計画を打ち出すことはなかなか難しいでしょうが、名駅にはない栄ならではの魅力ある再開発が行われることにより賑わいがより向上することを願いたいと思います。
「シェアリング・エコノミー」とは、個人が所有する遊休資産の貸出しを、インターネットを利用して仲介するサービスで、貸主は、遊休資産を活用し、収入が得られるというメリットがあります。
シェアリング・エコノミーを利用した商品の中で、今私が気にしているのが、空き駐車場を貸し出す、駐車場シェアリングサービスです。
駐車場シェアリングサービスは、空き状態の駐車場を貸したい駐車場オーナーと、駐車場を利用したいドライバーとをインターネットを利用して仲介するサービスです。
貸主は、駐車場シェアを利用し、契約されていない月極駐車場や、時間帯によって空きとなっている個人宅の駐車スペースなどで収入を得ることができます。
駐車場シェアリングサービスでは、コインパーキングのような専用の機械を設置する必要はなく、 インターネット上で簡単な登録をするだけですので、初期費用や管理費用などが必要ないのも特徴です。
駐車場シェアリングサービスは、akippaが先行したものの、「タイムズ」でおなじみのパーク24や「三井のリパーク」の運営元である三井不動産リアルティなどの業界大手が続々と参入。また、本年2月には楽天、3月にはリクルートが参入するなど競争が過熱しています。
駐車場シェアリングサービスで登録されている駐車場は、スマホやパソコンで簡単に検索・予約ができます。利用できる場所が増えれば、駐車場シェアを利用するドライバーは増加すると思われます。
今のところ、まだ一部の地域でしか駐車場シェアリングサービスで利用できる駐車場はありませんが、楽天が運営するラクパは、貸出駐車場を登録した場合に、1,500ポイントの楽天スーパーポイントを付与するなど、各社の空き駐車場を取得するためのシェア争いが過熱しています。今後駐車場シェアリングサービスで利用できる駐車場は増加し、利用できる駐車場の選択肢が広がりそうです。
最近、日本の歴史を主題とした楽曲を歌う“レキシ”というアーティストの
「KATOKU」という曲を聴きました(CMソングに起用されているようです)。
曲の内容より「KATOKU(家督)」という響きから、“家督相続は難しい”と実感した
下記の体験を思い出しました。
※家督相続・・・一人の相続人が戸主の身分・財産を相続すること
仲の良い三人兄弟で長男が家督相続
長男の家族は妻と子(男)1人
長男が亡くなり妻と子が財産を相続
その後、妻(母)が亡くなり子が財産を相続
次男と三男の家族は、我が子のように長男の子の世話をするが、
不幸にも長男の子は事故により若くして亡くなる
長男の子の相続について専門家に相談したところ
誰も法定相続人でなかったことが判明
家庭裁判所から選任された相続財産管理人が遺産の整理を行う
(不動産等を売却し遺産を換金)
特別縁故者(次男と三男)に遺産の一部を分与し、残余財産を国庫納付
(特別縁故者への財産分与を行うには家庭裁判所の審判が必要です)
上記のケースで、長男の子に離婚した妻と子がいた場合、
離婚した妻と一緒に暮らす子が唯一の法定相続人となり、
遺言書がない限り、次男と三男は、長男の子の遺産を相続することはできません。
少子化かつ未婚率及び離婚率が増加している現在において、家督相続は予期せぬ結末を
迎える可能性がありますので、注意が必要です。
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