不動産コンサルタントのつぶやき

名南財産コンサルタンツ 不動産事業部 公式ブログ

2020年08月

領収書の電子化

私自身の業務において直接携わったことはないのですが、不動産の売買代金等の領収書を電子データで発行する取引が少しずつ散見されるようになっているそうです。
これは2016年の電子帳簿保存法の改正によって、領収書に貼付する印紙や押印が不要とななりデータ管理もしやすく、かつ法的な問題がないこと等から不動産事業会社や不動産ファンド会社等の取引を中心に利用され始めています。
融資等で利用される借入申込書であっても、①申込書の文面上基本契約に基づく申込書であることが記載されていて、かつ②その申込みによって自動的にその申込みに係る契約が成立することとなっているもの、については、印紙税法上の「契約書」に該当するとされることからすれば、請求書や領収書を(押印せず)電子メールで交付すれば印紙が不要になるのことは何とも新奇さを感じます。
ただ現在のところは、一貫して統一的に電子的な会計データを作成しなければならない等の規定があるため十分な浸透には至っておらず、また売買当事者が個人の取引の場合では紙で発行されない領収書はなかなか想像し難いものです。
過去のブログで「賃貸借契約書の電子交付」でも触れましたが、不動産業界にとって電子化は避けて通れない課題となっていますので、将来的には売買(賃貸借)契約書や重要事項説明書の電子交付が普及するようになれば、個人間での領収書の電子化も一般的なものになってくるのかもしれません。


国税庁ホームページに印紙税に係る「その他法令解釈に関する情報」として掲載されている「コミットメントライン契約に関して作成する文書に対する印紙税の取扱い」においては、(問2)において文書を交付する代わりに、ファクシミリ通信や電子メールを利用して送信する場合の取扱いについて解説されています。
https://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/inshi/5111/01.htm
これによると、「請求書や領収書をファクシミリや電子メールにより貸付人に対して提出する場合には、実際に文書が交付されませんから、課税物件は存在しないこととなり、印紙税の課税原因は発生しません。」と記載されています。

不動産投資の目的

一口で不動産投資といっても、その種類は様々です。
購入する不動産の種類による分類もあれば、規模や契約形態等様々です。
例えば不動産の種類で考えると、下記のように分類ができます。

〇区分所有マンション(一室を保有する。)
〇一棟のアパートやマンション(主に住宅)
〇一棟のビル(事務所やテナント等)
〇底地(店舗等に貸している土地)
〇駐車場(コインパーキングや月ぎめ駐車場)

それぞれのメリットやデメリットもありますが、投資を行う際に
一番重要なことは、「投資の目的を明確にする」ことです。

例えば、資産を増やすためであればキャッシュフロー重視、
相続対策のためであれば評価額を重視する等、目的に合致するものを
選ぶべきです。
また、不動産の投資は比較的投資額の低い区分所有マンションでも
1,000万円を超える投資になり、慎重にリスクを検証する必要があります。

確かに不動産投資は、うまく活用すれば資産を増やすことにつながりますが、
投資額も大きく、言い換えれば「事業」を行うことと同義語です。
どのような事業も簡単にできるものはなく、それ相応のリスクや
労力を伴うものと考えてよいでしょう。

不動産投資を行う際には、「投資の目的」を明確にし、
十分なリスク検証の上行うことをお勧めいたします。
また、弊社は不動産投資のコンサルティングも行っていますので、
お気軽にお問合せください。

引越し雑感

今回の三連休で弊社のオフィスの引越しがありました。引越しに関する雑感を記してみたいと思います。

   夏場の引越しは大変である

プライベートで過去何回か夏場に引越しをしたことがあるのですが、地獄でした。エアコンがない中で動き回らないといけませんので。それに比べると空調の効いたオフィス内の引越しはまだラクなのですが、それでもなかなか大変なものです。

   引越しといえば思い出すことがある

そんな大変な夏の引越しですが、思い出すことがあります。10数年前の夏、大阪の会社から東京の会社への転職が決まり、東京へ移動するため伊丹空港に赴いたところ、退職した会社の同僚二人が見送りに来てくれました。昼どきの便だったからか、機内で食べてと鯖の棒寿司をもらいました。離陸後、シートベルト着用サインが消えたところでおもむろにそれを取り出すとCAさんが来てくれて「私もその棒寿司好きなんですよ、美味しいですよね」と言って早めに飲み物を持ってきてくれました。わざわざ空港まで見送りに来てくれた二人のこと、今後の東京での生活のことなどを考えて少し感傷的な気分で食べた鯖の棒寿司の味は忘れられません。

 

 最後は引越しというようりは鯖の棒寿司の話になってしまいましたが、皆様は引越しにまつわる思い出などはございますでしょうか。
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