今週、ダウ平均株価が3万ドルを突破し、史上最高値を更新しました。
ダウ平均株価の上昇に引っ張られる形で、日経平均株価は、バブル崩壊後の高値を更新しました。
ダウ平均株価については、コロナ禍の中で業績が拡大している銘柄の株価が急激に上昇する一方で、
コロナ禍で業績が悪化した銘柄の株価が回復した結果だと考えております。
しかし、金余りの影響なのか、その上昇及び回復具合は普通ではないような感じがあり、
実体経済との乖離が囁かれています。
(ダウ平均株価採用銘柄 30種)
アップル アムジェン アメリカン・エキスプレス ボーイング キャタピラー
セールスフォース・ドットコム シスコシステムズ シェブロン ウォルト・ディズニー・カンパニー
ダウ ゴールドマン・サックス ホームデポ ハネウェル・インターナショナル アイ・ビー・エム
インテル ジョンソン・エンド・ジョンソン JPモルガン・チェース ザコカ・コーラカンパニー
マクドナルド スリーエム メルク マクロソフト ナイキ プロクター・アンド・ギャンブル
トラベラーズ ユナイテッド・ヘルス ビザ ペライゾン・コミニュニケーションズ
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス ウォルマート・ストアーズ
不動産は、多かれ少なかれ、コロナ禍で悪影響を受けている場合が多く、良い影響を受けているのは、
EC(電子商取引)の拡大に伴い、需要が増加している物流施設ぐらいのような気がしています。
なお、建売住宅については、テレワーク・巣ごもり需要を取り込み、業績を伸ばしている会社もありますが、
悪影響を受けている会社が多いとの印象を受けています。
コロナ禍の中で、不動産価格は上昇していないと考えていますが、それほど下がっていないとも考えています。
賃料等、期待できる収入が下がっているケースは少なくないと思いますので、不動産価格についても、
実体経済と乖離しているのかもしれません。