不動産コンサルタントのつぶやき

名南財産コンサルタンツ 不動産事業部 公式ブログ

2021年01月

コロナ禍での北海道出張

出張の話ばかりで恐縮ですが、先月の東京出張に続き今回は北海道の旭川へ出張でした。先月の出張時と違うのは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、筆者が住む愛知県を含む11都府県で緊急事態宣言が発令されていることです。出張自体は宣言の発令前に決まっておりチケット等も予約済みであったため、万全の感染防止対策を施した上で出張に出かけることにしました。やはり新型コロナの影響を色濃く受けていることを感じさせる場面が多かったので雑感を記したいと思います。 

先月、新幹線の車窓から見たときは全く雪がなかったのですが、今回は雪化粧した富士山を望むことができました。奥には3000m級の山々が連なる南アルプス連峰も見えます。 IMG_2191


中部国際空港から旭川空港への直行便は夏しか運航されておらず、羽田空港で旭川空港行の便に乗り継ぐか新千歳空港から北海道に入り電車か高速バスで旭川に移動するかどちらかの選択肢となります。宿泊予約サイトのパッケージで申し込むと金額的にはほとんど変わらないので前者を選択し羽田空港で乗り継ぐことにしました。ただ、乗り換え時間が3時間近くありますが、カードラウンジで仕事ができるので問題はありません。羽田空港は第2ターミナルの半分が閉鎖されており、なんだか荒涼感がありました。
 IMG_2202


羽田発旭川行きエアドゥ83便の機内。中部国際空港発着の国内線はナローボディ(客室内の通路が1本)のボーイング737が主体なのでワイドボディ(客室内の通路が2本)のボーイング767に搭乗すると大きな飛行機に乗ったんだなと感じてしまうのですが、乗客はまばらで余計寂しく感じてしまいます。
 IMG_2204


旭川空港着陸前、雲を抜けると一面の白い台地が目に入ります。スキー旅行で来るならワクワクしてくるところですが、これから仕事で雪道を運転しなければならないことを考えると少し気が滅入ります。
 IMG_2206


北海道では国の緊急事態宣言を踏まえ、集中対策に取り組んでいるとのお願いが掲示されていました。緊急事態宣言対象地域との不要不急の往来をしないことはもちろん、札幌市内とそれ以外の地域の間での不要不急の往来をしないことも要請されています。
 
IMG_2208


空港で昼食を摂ろうと思っていたらフードコートはまさかの営業終了。この日は夕方の便が運休で最終となる1325分の便が出発するタイミングで閉まってしまうようです。まさか空港で昼食難民になるとは思ってもみませんでした。
 
IMG_2209


JR旭川駅前の様子。旭川では日本最北の百貨店であった西武旭川店が2016年に閉店する一方、駅周辺再開発に伴いJR北海道が2015年に建築したビルにイオンモールが入居しています。また、旭川発祥でドラッグストア業界売上高2位(2020年)のツルハホールディングスも旭川駅周辺で積極的に投資を行っており筆者が宿泊したホテルもツルハホールディングスが建築したビルに入っていました。

IMG_2217


夜の繁華街を少し歩いてみました。人影もまばらで寂しい限りでした。1人での黙食なら外食も問題ないかな、とも考えましたが、やはりホテルの部屋に戻って摂ることにしました。
 
IMG_2225

IMG_2227

IMG_2228


無事仕事を終え、帰りの飛行機に乗り込みます。旭川空港離陸後、眼下に望むのは十勝連峰でしょうか。今回は地元経済にあまり貢献できませんでしたが、コロナが早く収束し、次回は登山やスキーで来たいなと思いつつ北の大地を後にしました。
IMG_2239

火災保険は、火災や災害だけに備えるものではありません。

先日火災保険に助けられましたので、その件を題材にしたいと思います。

火災保険に助けられたと聞いて、火災や災害に遭ったのかと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな大ごとではありません。

どの家庭でも考えられる日常の軽微な事故によるものです。
今回の事故は子供が遊んでいる時に誤って廊下の壁に穴を開けてしまったものです。

私の住んでいるマンションの廊下は石膏ボードで造られており、強い圧力がかかると穴が開いていしまう構造でした。

穴が開いた壁は見栄えが悪いため、修理をしようと考えたときに、ふと火災保険のことが頭によぎりました。保険会社へ連絡したところ、修理代が支払われるということで安堵しました。

修理代は、石膏ボードの修理及び壁一面のクロスの張替えで10万円ほどですが、自己負担1万円で済みました。

人生で初めて火災保険を利用しましたが、修理の見積もりを取り、保険会社から送られてきた保険金申請書の作成、穴が開いた箇所の写真をデータで送るなど手続きは簡単でした。また、保険金を申請してから1週間以内に保険金が支払われるなど、保険会社の手続もスムーズでした。

火災保険と聞くと、火災や地震、災害などに備えると思いがちですが、日常の事故に対応しているものもあります。新年度に向けて住まい探しをされている方もいらっしゃると思いますが、火災保険を決めるとき、どのような事故に備えられているかを確認されるといいと思います。

2021年丑年は格言通り本当につまずくのでしょうか?

2021年が始まりました。
年初のこの時期、干支による相場格言がよく紹介されます。

「辰巳(たつみ)天井」
「午(うま)尻下がり」
「未(ひつじ)辛抱」
「申酉(さるとり)騒ぐ」
「戌(いぬ)笑う」
「亥(いのしし)固まる」
「子(ね)は繁盛」
「丑(うし)つまずき」
「寅(とら)千里を走り」
「卯(う)跳ねる」

2021年丑(うし)年ですが、格言では「つまずく」となります。

2020年の日経平均株価を振り返ると、新型コロナウイルスの影響を受け、
3月19日には1万6,000円台まで下落したものの、急回復し高値を続けています。
相場格言に反し、2021年も1月4日 日経平均株価 終値は2万7,258円38銭でスタート。
その後も株価は上がり、1月14日には2万8,698円26銭とおよそ30年ぶりに高値を
更新しています。

では、不動産投資信託の市場はどうでしょうか?
東証REIT指数を見てみましょう。

2019年後半から上昇基調が続いていましたが、東証REIT指数も3月19日には、
終値1,145.53ポイントまで大きく下落。その後、徐々に回復しているものの、
2020年年初の水準まで回復できない一進一退の状態が続いています。

コロナ禍でのテレワーク普及によるオフィス需要の低下は、空室率や賃料に
影響を与えるため、不動産市場の先行きにはまだまだ注意が必要と言えそうです。

2021年は、米バイデン政権発足、東京オリンピック・パラリンピック、
新型コロナウイルス感染症の動向やワクチンの普及状況など、不透明な
要素も多いですが、相場格言通り「つまずく」ことのないよう
期待したいと思います。

2021年もどうぞ宜しくお願い致します

明けましておめでとうございます。

新年早々、2020年1月1日に掲載したブログ(2020年もどうぞ宜しくお願い致します)の内容を
検証したいと思います。

(2020年1月1日のブログ)
いよいよ東京オリンピック・パラリンピックイヤーである2020年が幕を開けました。
今年は、良くも悪くも激動の年になりそうな予感がします(当然ですが良い年を希望します)。
以前から、東京オリンピック・パラリンピック終了後、景気が後退し、不動産価格が下落するのでは?と
心配されていましたが、実際は、どのようになるのでしょうか?
心配しても、結果は変わらないと思いますので、先の心配はせず、
お客様の財産運用・保全のため、日々邁進したいと考えております。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

1年前の時点では、その存在を把握していなかった新型コロナウィルスの感染拡大により、
東京オリンピック・パラリンピックは1年延期となりました。
東京オリンピック・パラリンピックは終了していませんが、景気は後退しました。
全体的に景気は後退しましたが、新型コロナウィルス感染拡大により、最高益を計上する企業や
新しいビジネスが現れ、日経平均株価は、バブル崩壊後の高値を更新しました。
企業も個人も明暗が分かれ、結果として、格差がより拡大しました。
不動産については、テレワークの普及から郊外の戸建需要が増加する等、一部でプラス効果も
見受けられましたが、店舗・オフィス需要減退のインパクトが大きく、
全体としては、マイナス効果が大きかったと考えております。
しかし、金融緩和・株価高騰による金余りの影響から、資産運用の投資対象となり得る
優良不動産の価格は底堅く推移しました。
個人的には、平成初めのバブルとは異なる中身が伴うバブルの様な気がしています。

激動の1年を経験し、東京オリンピック・パラリンピック終了、又は仮に中止になったとしても、
不動産価格への影響は軽微であると思えるようになってきました。
将来を心配するより、今を大切にし、充実した日々を過ごすことが、明るいミライに繋がると信じ、
失敗さえも楽しめる2021年にしたいと考えております。

最後になりますが、2021年が皆様にとって素晴らしい1年になることを祈念しております。


              ≪弊社から皆様への年賀状≫

2021年年賀状

アーカイブ
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

  • ライブドアブログ