不動産コンサルタントのつぶやき

名南財産コンサルタンツ 不動産事業部 公式ブログ

2021年09月

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今日は、その内容をご紹介できればと思います。
登録は無料ですので、ぜひご覧いただき、配信の登録をお願い致します。

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~下記のようなコラムを配信しています。

Q.父が亡くなり、父が加入していた生命保険の請求手続きなどを

進めようと思います。保険金の請求手続き以外に、生命保険に関し、

必要な手続きがあれば、教えて下さい。

 

A.ご家族が亡くなり、生命保険に加入している場合は、保険金の

請求手続き以外にも、さまざまな手続きが必要です。

 

◆死亡保険金、給付金の請求

 亡くなった方(被相続人)が、被保険者となっている契約

 →死亡保険金、給付金の請求

 受取人やご遺族から保険会社に連絡します。

 亡くなる前に入院、手術、通院したときは、ご契約内容により、

 入院・手術等の給付金を受け取れる場合もあるため、

 確認の上、合わせて請求手続きを行います。

 

以下のような契約は、保険契約の存在を残されたご家族が把握できず、

請求漏れになるケースが多いため、注意しましょう。

・保険料の支払いが完了している

・保険証券を紛失している

・亡くなった方が被保険者で、契約者が別の人となっている契約

 

◆受取人の変更

 亡くなった方(被相続人)が、受取人となっている契約

 →受取人の変更手続き

 保険金の支払事由が発生する前に保険金受取人に指定されている方が

 亡くなった場合は、新たに受取人を指定する必要があります。

 

◆契約者の変更

 亡くなった方(被相続人)が、契約者となっている契約(契約者と被保険者が別の方の場合)

 →契約者の変更手続き

  契約者が亡くなった場合は、通常、法定相続人が権利義務を承継することに

  なります。契約者の変更には、被保険者の同意、保険会社の承諾に加え、

  相続人全員の同意が必要です。相続人が複数いるときには、相続人の中から

  代表者を選び、保険会社に申し出て、契約者の変更手続きをとることになります。

 

尚、契約者や受取人を変更することにより、死亡保険金や満期保険金の受け取り時の

税金の取扱いが変わります。契約者、被保険者、受取人の関係によって課税される税金の

種類が異なりますので、変更の際には税金のことも考慮して、手続きを進めましょう。

 

相続発生後は、やらなければならないことが多く、保険金請求以外の手続きは、

後回しになったり、忘れてしまいがちです。ご家族が亡くなった場合は、ご家族全員が

加入している生命保険の内容を確認し、手続きに漏れがないよう注意しましょう。

ここまでがメルマガの内容です。~


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北陸新幹線の延伸と福井県のこれから

先日、福井県に出張する機会がありました。現地調査のため車で走り回っていると、工事中の北陸新幹線の高架橋があちこちで目に入り、工事が佳境に入っていることを伺わせました。

 

北陸新幹線は、全国に5つある整備新幹線の一つで、東京と上信越・北陸地方を結び、将来は大阪まで延伸されることになっています。1998年2月に開催された長野オリンピックに合わせる形で1997年10月に高崎駅から長野駅まで開通(東京駅から高崎駅までは上越新幹線と共用)、当時は「長野新幹線」と呼ばれていました。その後、2015年3月に長野駅から金沢駅間が開通。現在は、正式な「北陸新幹線」という名称が用いられています。

 

現在は金沢駅止まりの北陸新幹線ですが、金沢駅から敦賀駅までの延伸工事が進められています。2012年に着工され、2023年春に開業する予定でしたが、工事の遅れにより2024年春に開業予定です。

 

この北陸新幹線延伸部の停車駅ですが、石川県内に『小松駅』『加賀温泉駅』『芦原温泉駅』が、福井県内に『福井駅』『越前たけふ駅』『敦賀駅』が設けられます。現在の北陸本線の特急停車駅とほぼ同様ですが、『越前たけふ駅』のみ既存の鉄道路線と接続しない形となります。

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その『越前たけふ』駅の建設状況です。田んぼの中にポツンと新しい駅舎が姿を現しています。

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ただ、北陸自動車道武生インターチェンジにほど近く、国道8号線と駅をつなぐアクセス道路も整備予定です。


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敦賀駅です。北陸新幹線が新大阪まで全線開通するのは2046年の予定なので、当面は敦賀駅が終着駅となります。

 

北陸新幹線の敦賀開業により並行する在来線(北陸本線)は現在のJR西日本から地元自治体などが出資する第三セクターに運営主体が移管されます。それにより、現在は大阪、京都や名古屋から金沢まで運行されている特急「サンダーバード」や「しらさぎ」が敦賀までしか運行されなくなります。

 

地元福井県は、北陸新幹線の敦賀延伸後もこれら在来線特急列車の福井駅への乗り入れをJR西日本に要望していましたが、同社は新幹線の乗客減への懸念や運行コストの増大などの理由によりこれを拒否、福井県は要望を取り下げています。このため、福井から大阪や名古屋に向かう場合、敦賀まで新幹線に乗るのは時間短縮効果があまりないことや料金の問題もあり、直通特急がなくなるということが大きなデメリットにつながります。このことは福井市と敦賀市の中間に位置する鯖江市や越前市も同じことがいえます。

 

北陸三県といわれる、富山県・石川県・福井県ですが、文化的・社会的な経緯や地理的位置から関西圏や中京圏との結びつきが強いといわれてきました。それが2015年の北陸新幹線の金沢開業で石川県や富山県では状況が変わり首都圏との結びつきが強まりつつあります。

 

福井県は、大きく嶺北(福井市や越前市)と嶺南(敦賀市から若狭湾沿岸の小浜市にかけて)に分かれますが、嶺南における電力会社は北陸電力ではなく関西電力であるなどほぼ近畿地方といってよいほど関西圏との結びつきが強くなっていますが、2024年の北陸新幹線の敦賀延伸により果たしてどうなっていくのでしょうか。

分譲マンション 固定費の削減を実現しよう!

このブログで、何度か私の住んでいる分譲マンションのことについて書かせてもらっています。
今回はマンション運営の固定費削減について書くことにします。

私が分譲マンションの運営に携わっているのは、不動産を業とする自分の経験が活かせると思ったからです。
今年6月には、理事長として無料駐車場の有料化を実現させ、将来の修繕積立金の負担上昇を抑えることに成功しました。

何年か携わってきた理事の仕事ですが、長く続けることの弊害もあると思い今年を最後に引退することにしています。

さて、私は理事として、マンションの資産価値の向上を目標に掲げて取り組んでいます。
資産価値の向上には、日々の管理状況や管理費・修繕積立金の値上げの抑制などいろいろ対策があります。

その中で、理事最終年として取り組むのは固定費削減です。

固定費削減には、マンションの管理費がどのように利用されているかを調べる必要があります。
例えば、次のような事項です。
・エレベーター管理費用
・植栽管理費用
・高圧洗浄清掃費用 など

上記以外にも項目はありますが、上記は私が今年固定費削減に取り組もうとしている内容です。

①エレベーター管理費用
現在エレベーターの管理は、設置されているエレベーターメーカー系列の点検会社へ依頼しています。
今年度は、独立系と呼ばれる点検会社へ変更した場合の削減費用やメリット・デメリットを理事会で話し合う予定です。メリットあれば、点検会社の入れ替えについての議案を総会に提出する予定です。

②植栽管理費用
現在植栽の管理は、管理会社を通じて専門業者へ依頼していますが、管理費用の割に枯れが目立つなど問題にしています。また、今年から、マンション内で植栽が好きなボランティアさんを募り、少ない費用で管理をお願いしています。ボランティアさんがいろいろな植栽を植え、定期的に雑草を抜くなど管理していただいているので、きれいな花が咲くなど、住民の方が喜んでいます。そのため、植栽管理について管理会社へ依頼する項目から外し、季節ごとの伐採業務のみ、地元の専門業者へ依頼することを考えています。

③高圧洗浄清掃費用
現在、高圧洗浄清掃を年6回行っていますが、それを年4回程度に抑えることを考えています。
回数を抑えることで、1人あたりの管理費の負担が毎月100円ほど軽くなります。

上記①~③を取り組むことで、住民1人あたりの管理費が月1,000円程度軽減できる予定です。軽減できた管理費については、修繕積立金へ移管することになりますので、修繕積立金の上昇をさらに抑えることができると思っています。

マンションに住まわれている方であれば、管理組合の決算報告などで、管理費の使用使途を確認し、固定費を削減されることをお勧めします。
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