不動産コンサルタントのつぶやき

名南財産コンサルタンツ 不動産事業部 公式ブログ

2022年03月

コロナ禍のライブ・コンサート事情

 先日、妻から誘われていた某ロックバンドのライブを観に名古屋市南区にある日本ガイシホールに行ってきました。コロナ禍に陥ってからこのようなイベントに行くのは初めてだったのでいろいろと戸惑い感じることがありました。雑感的に記したいと思います。

  • 館内への入場には接触確認アプリ「COCOA」が必須
 入場の際、係員が「入場には接触確認アプリ『COCOA』の画面を見せていただく必要があります!」と大声で呼びかけていました。そんな話は聞いていなかったので、その場でアプリをダウンロードしようとしたのですが、みな同じ場所で同じようにダウンロードしようとしているので回線がパンク気味なのか、うまいことダウンロードできませんでした。いよいよ開演時間間近になって、用紙に連絡先等を記入したらよいということになり、記入した上で入場口に向かいました。
  • まとめ買いした電子チケットはあらかじめ“分配”しておかないと入場できない
 今回のライブのチケットは妻が取ってくれた電子チケットでした。某コンビニエンスストア系のチケットだったのですが、入場口で電子チケットを“分配”する必要があると言われ足止めされてしまいました。つまり私のスマートフォンにも電子チケットのアプリをインストールしておかないといけなかったですが、インストールしていなかったのでその場でダウンロードしようとすると先ほどと同じようにうまいこといきません。

 結局、案内ブースで手続きをして入場することはできたのですが、そのバンドの最新曲(某アニメ映画の主題歌)を1曲目に演奏したようで、それが終わった後でした。
  • 人数制限はなし
 ライブに行った日の時点で既にまん延防止等重点措置は解除されていたのですが、ライブ自体は以前から計画されていたものなので人数制限はしているのかな、と思っていたのですが、特に人数制限はなかったようで館内は満員でした。
  • 観客のマナーは非常によい
 昨年愛知県内で開催された野外フェスで、密な状態で酒が提供されクラスターが発生し世の中の顰蹙を買ったという出来事がありましたが、今回の観客のマナーは非常によく大声を出すような人は皆無でした。

 このようなライブに行くのはかなり久しぶりだったのですが、妻につき合わされて行くという感じだったので事前の準備不足で入場に戸惑ってしまったのは大きな反省点でした。ただ歓声のないライブでしたが、バンドの演奏は素晴らしく、会場との一体感も十二分なものでした。

 コロナ禍は依然として収まらず、戦争や物価高騰、地震など、気分が重くなるニュースが続いていますが、そういったことも忘れてよい気晴らしの時間となりました。

マンションの植栽のこれから

私は、今年で築10年を迎えるマンションに住んでいますが、そのうち6年間は理事(3年間理事長)務めました。自分が進めたかった無料駐車場の有料化を達成したこともあり、今年の6月の総会で引退することに決めました。

理事として最後の総会で、管理組合員の皆様に提案し採決いただく議題の一つに、植栽の管理会社の変更があります。

今までは、マンションの管理会社が代行して植栽会社の選定をし、年間160万円の費用が掛かっていましたが、枯れが目立つなど、年間費用が妥当な金額かどうかが分かりませんでした。また、植栽会社の方とのコミュニケーションもマンション管理会社経由ということもあり上手くいかず、枯れの原因も分かりませんでした。

そのため、管理会社へ丸投げするのではなく、理事会で直接植栽管理会社を探そうと話し合いました。以下の方法で候補先を選択し、植栽管理に関する見積もりを依頼しました。

①自治会から紹介を受けた植栽会社。
②インターネットで検索した地元の植栽会社
③インターネットで検索した隣町にある、大学の植栽などを手掛ける植栽会社

①は、現在の金額を超える見積もりのため×
②は、25%程度の費用削減での見積もり。提案もほどほどある。
③は、いろいろな魅力的な提案があるが、②よりは高い。

最終的には②で決定し、6月の総会を経て決定となります。
今回の植栽会社の選定にあたり、①~③のすべての植栽会社の方にマンションの植栽を見てもらいました。皆さん植栽を仕事にしているだけあって、植栽が好きなことが伝わってきますし、私たちが問題にしている枯れの原因など、いろいろと説明してくれました。おそらく、どの植栽会社を選択しても現在より植栽はよくなると感じます。

②の植栽会社は、植栽の交換など長期的に現在の環境を見直しし、住民の方がマンションの植栽で季節を楽しんでもらえるようにしたいと発言されています。

これからマンションの植栽がどの様に変化していくのか楽しみです。

3月11日

東日本大震災の発生から11年が経過しました。
今年の3月11日は11年前と同じ金曜日です。
発生時刻が14時46分であったため、当日の日経平均株価への影響は限定的であり、
終値は前日比179円安の10,254円でした。
翌営業日となった14日月曜日の終値は1万円を割り込み、
15日の終値は前日比1,015円安の8,605円まで下落しました。
丸11年後となる2022年3月11日の日経平均株価の終値は25,160円であり、
ロシアのウクライナ侵攻等の影響を受け下落した後の株価であっても、
11年前と比較すると約2.5倍となります。

地価につきましては、その目安となる地価公示の公表が3月20日前後となるため、
2011年と2021年の山野楽器銀座本店の価格を比較してみたところ、
10年間で2倍弱になっていました。
ちなみに、新型コロナウィルスが感染拡大する前の2020年(1月1日現在)の公示価格は、
2倍超となる57,700千円/㎡であり、過去11年間で最も低額だったのは、
2012年と2013年の27,000千円/㎡です。
(2011年 27,600千円/㎡ 2021年 53,600千円/㎡)

東日本大震災発生後の11年間で、資産価格は大幅に上昇した一方で、
賃金はあまり上昇しておらず、持つ人と持たざる人の二極化が鮮明になってきましたが、
少し前までは、それほど物価が上昇しなかったため、賃金は上昇しなくても、
何とか生活水準を維持することができました。
(「一億総中流社会」と揶揄されていた時代が懐かしいです)
しかしながら、コロナ禍以降、原材料・原油価格等が高騰し、
生活水準の維持が困難となる人の増加が懸念される状況となっています。

話は逸れますが、韓国では、不動産価格の高騰(ソウル市内の分譲マンション価格が
文政権下の5年間で約2倍に高騰)が、大統領選の結果に大きな影響を与えたと言われており、
もしかしたら、日本でも同じような事が起きるかもしれません。

取り留めのない内容となり申し訳ありませんが、上記に加え、自然災害リスク等も
考慮する必要がありますので、国等の自治体をあてにせず、まずは、自己防衛策として、
資産を殖やす検討をはじめていただきたいと思います。

いつまで続くウッドショック

ウッドショックに関するブログを、昨年5月に書いてからしばらく様子を見聞きして
いましたが、住宅業界においては、未だ収束の見通しが不透明な状況が続いていると
思われます。

「ウッドショック」とは、住宅用の構造木材の供給不足からくる、木材価格の高騰を
示す言葉です。

報道によると、根源となっていたアメリカ等の木材需要は落ち着き減少傾向となって
いるとのことですが、コンテナ不足による運賃の高騰が続き世界的な物流網の混乱は
続いており、ウッドショック前の水準に戻るには時間がかかる見通しとのことです。

この間、日本の住宅業界も建築価格を引き上げる対応を取っており、新築住宅購入希
望者にも影響を及ぼしています。
また、昨年12月には、大手住宅メーカーが、世界トップクラスの大規模な森林を所有
するロシアの企業を買収すると発表しました。
大規模な森林を保有し、良質な木材を安定的に調達することを目的とされていますが、
昨今の、ロシア経済制裁でどの様な影響がでてくるかは注目したいところです。

東海エリア(特に名古屋市内)の住宅用地には、住宅メーカー等による土地購入意欲は
旺盛ですが、動向については引き続き注視していきたいと思います。
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