不動産コンサルタントのつぶやき

名南財産コンサルタンツ 不動産事業部 公式ブログ

2025年02月

融資の審査基準

 住宅を購入するときに、金融機関で住宅ローンを組むことが多いと思います。
特に最近では、金利上昇を意識するニュースが多く、住宅ローンの商品選びも
今までとは違う視点で検討いただく必要があると思います。

 また、住宅ローンは金融機関から借り入れをしますので、借入に際して金融機関の審査があります。
モデルハウスやモデルルームに訪問すると、担当営業の方から「ご年収」や「自己資金」を質問されることが
多いと思いますが、これは借り入れの審査に必要な情報なので確認されます。
 ではこの審査基準は、いったいどのような基準になっているのでしょうか。

 審査基準は金融機関によって違いがありますが、一般的には下記の情報をもとに審査されます。
 ・ご年収(会社員の方であれば源泉徴収票の「支払金額」に記載されています)
 ・自己資金
 ・勤続年数
 ・他の借り入れ(車のローン等)の有無
 ・返済比率

 この中でも重要な判断材料となる「返済比率」についてご説明します。
 「返済比率」とは、「一年間の借入返済額の年収における割合」のことです。
これは年収に対して返済額がどれくらいの割合なのかを見て、返済に無理がないかを
確認しています。返済比率が低ければ低いほど、返済に余裕があるとの見方ができます。
返済比率の計算式は下記の通りです。

 返済比率(%)=一年間の返済額(他の借入金の返済額も含む)÷年収

 例えば、年収500万円、一年間の返済額が100万円の場合は、
 100万円 ÷ 500万円 = 20%
 となります。

 金融機関ごとに返済比率の上限が決まっており、その数値は一定ではありませんが、
住宅金融支援機構が扱う「フラット35」では、年収400万円以上の場合35%となっています。

 借入の審査は総合的に判断されますので、返済比率が上限以内に収まっていれば
必ず審査に通るわけではありませんが、重要な判断材料となっています。

 住宅ローンの支払いに無理がないかを把握する意味でも、返済比率を知ることは
住宅を購入される際の検討材料の一つになると思います。

 ※住宅ローンの審査基準は金融機関によって違います。詳しくは金融機関もしくは
不動産会社にご確認ください。 

福岡県の地価の上昇について

この度、仕事で福岡県へ出張することになりましたので、あらためて福岡県の地価の動向について調べました。
下図は、福岡県が公表している、「都道府県地価調査」における全国における用途別平均変動率順位です。

令和6年は、全用途3位(5.0%)、住宅地3位(3.8%)、商業地3位(6.7%)、工業地1位(11.6%)
また、この5年間、どの用途も全国3位以内の上昇率を継続しています。
福岡県都道府県地価調査
なぜ、毎年高い水準で地価の上昇が続いているのか。時間が取れれば、博多の街や工業地域、住宅地を見学し、このブログでお伝えできればと思っています。
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