不動産コンサルタントのつぶやき

名南財産コンサルタンツ 不動産事業部 公式ブログ

再開発

名古屋駅西側駅前広場

令和4年11月14日、名古屋市から「名古屋駅西側駅前広場デザイン計画(案)」が
発表されました。

デザイン計画(案)は、リニア中央新幹線の開通を見据えて玄関口にふさわしい、デザインに配慮した駅前広場の整備が取り上げられた内容になっておりますが、名古屋駅西口エリアの再開発の具体的な計画等には触れられていませんでした。

デザイン計画(案)は
「①多様な人々の拠り所となる広場の整備
 ②隣接するまちへの動線及び乗換動線の確保
 ➂交通施設(タクシー乗降場)の改善」
を中心に計画されており、令和9年度に詳細設計が終了し、令和10年度以降の工事開始が予定されています。

まちづくりの中心となり、令和9年(品川・名古屋間)開業を目指し始まったリニア中央新幹線の工事は、南アルプストンネル静岡工区において大井川の水資源の影響が起因し、工事進捗しておらず、先が見えない状況が続いています。

名古屋駅東側等周辺エリアにおいても着々とまちづくり計画は進んでいますが、工事の進捗具合により再開発のスピードも変わってくるため、進捗状況の動向には注視していきたいと思います。


    (名古屋駅西側駅前広場デザイン計画(案)について)

丸栄2018年6月末閉店

栄の老舗百貨店(400年以上の歴史があるそうです)である丸栄が2018年6月末で閉店すると発表しました。
2010年にキャベジンコーワでおなじみの興和株式会社の子会社になってからは、百貨店業態から
テナント型への転換を進め、時期は未定であったものの丸栄の閉店自体は、発表済みでしたので、
驚きはないものの名古屋にとっては、大きなニュースとなりました。

気になる今後については、建物解体後、2020年に小規模ビルを建設、5年程度営業した後、
リニア中央新幹線が開業する2027年を目標に、同じく興和所有で広小路通を挟んで丸栄の北側に
位置する栄町ビル及びニューサカエビルと一体で再開発する方針のようです。
なお、再開発の事業規模は2,000億円ともいわれており、目標時期・事業規模ともに、名鉄・近鉄・
三井不動産・日本生命の4社が名古屋駅で行う再開発と同じとなります(名古屋駅再開発の
総事業費が2,000億円程度との報道がありましたが名鉄は未定としています)。

しかし、名古屋駅再開発と比較すると、立地(リニア中央新幹線の開通による特需)・事業主
(興和は名古屋を代表する会社でありますが・・・)・話題性の何れについてもやや見劣りしている
感じがあり、再開発の実現性を危ぶむ声もあるようです。
個人的には、規模に違いはありますが、栄には銀座を目指して貰いたいと考えています。

果たして、再開発の行方はどうなるでしょうか?

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