不動産コンサルタントのつぶやき

名南財産コンサルタンツ 不動産事業部 公式ブログ

堀畑

「名鉄名古屋駅」リニューアル計画

2026年2月に「名鉄百貨店」の閉店が発表されました。今後、名古屋駅一帯の再開発で周辺環境は一変しますが、再開発に伴い乗り換え動線直線化、周遊性のアップも期待されています。
現在、名古屋駅にはJR、地下鉄など9の鉄道路線が乗り入れ、駅には市内を巡回するバスや高速バスのターミナルが存在し複数の交通機関の結節点となっています。
その中で、筆者が通勤で利用する「名鉄名古屋駅」もリニューアルが予定されています。
「名鉄名古屋駅」の線路は上下1本ずつ2本のみで、行き先によって乗車位置が変わるため、長年に渡り複雑で、使いにくさが指摘されていました。これらの解消に、上下それぞれ2本ずつ合計4本の線路へと拡張し、セントレアを結ぶ空港アクセスホームも新設されます。
リニューアル工事は、2033年度以降に新しい2本の線路、2040年代前半に4本の線路の完了が予定されています。
数十年先に及ぶ計画工事のため、何年先まで「名鉄名古屋駅」を利用できるか分かりませんが、その変貌過程については見届けていきたいと思います。

「アスナル金山」閉鎖?

2月下旬に、名古屋市から金山総合駅の北口にある商業施設「アスナル金山」を、2028年2月までに閉鎖すると発表されました。
この発表では「アスナル金山」の跡地に民間と共同で、オフィスや商業施設、ホールなどを備えた複合施設が計画されています。
再開発事業の着手時期は2032年度の予定としていますが、施設を閉鎖・解体し埋蔵文化財の調査などを経て着手するため、新たな複合施設の完成時期は「未定」とのこと。
また、発表の数日後に、駅前のにぎわいが長期間失われる懸念もあり、「アスナル金山」の契約期限を延長し、閉鎖を遅らせる可能性もあるとの報道がありました。
閉鎖時期の問題等あるにせよ計画自体は着実に進んで行くと思われ、閉鎖後の5年以上ものあいだ人が回遊されない静かな場所となりますが、名古屋駅、栄エリアに続く新エリアとして、どのように変わっていくかその変遷は見守りたいと思います。

2025年もよろしくお願いします

新年あけましておめでとうございます。

昨年も不動産に関するさまざまなご相談・ご依頼を頂くことができました。
これもひとえに皆様のご支援の賜物と感謝しております。

人口減少や少子高齢化、空き家増加等の影響に伴い、不動産市場では都市部と地方とで売れやすさの二極化が始まっており、今後、ますます都市部と地方での不動産価格格差が広がってくるものと予想されます。
2025年におきましても、皆様にご満足いただける良質なサービスが提供できる一年にしたいと考えております。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

農地付き空き家

増加する空き家対策のため、近年空き家バンクを設置し情報提供する自治体は増加していますが、これら情報を横断して簡単に検索できるよう、国土交通省は「全国版空き家・空き地バンク」を構築し情報を提供しています。

また、公募により選定された2事業者(LIFULL・アットホーム)も、平成30年4月から本格的に運用を開始しHPで情報掲載を行っています。
ここ数年、都市から地方への移住を希望する移住者等において、農地付き空き家の希望が多く見られるようになったことから空き家と隣接する農地をセット(農地付き空き家)で情報提供する自治体も増えてきています。

令和6年8月末時点で、47都道府県を含めた1,788自治体のうち、「全国版空き家・空き地バンク」の参画自治体数は、1,076自治体(参画率61%)となっています。
また、上記2業者による物件掲載件数16,273件のうち、農地付き空き家の掲載は741件で、累計成約件数約18,400件のうち、農地付き空き家の成約は約1,800件(約10%)を占めています。

空き家をうまく使用することで地域の資源に変わり、地方の活性化にもつながる農地付き空き家の有効活用の動向については、今後も引き続き見守っていきたいと思います。

「農地付き空き家」の手続きについて
https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/content/001765864.pdf

ハザードマップポータルサイト

最近、局地的大雨や台風発生等の報道を見聞きすることが増えてきました。
自然災害に関する防災意識は年々高まってきていますが、2024年8月15日に一般社団法人日本損害保険協会(関東支部)が発表したハザードマップ等に関するアンケート調査では「自宅周辺のハザードマップを見たことがない」人が約3割にも及んでいるとの結果でした。

昨年5月、全国の災害リスク情報や防災に役立つ情報をまとめて閲覧することができる「ハザードマップポータルサイト」のリニューアルが国土交通省により行われ、
「重ねるハザードマップ」で住所入力や現在地検索するだけで、その地点の災害リスクや災害時にとるべき行動が文字で表示される機能を追加されています。
これまでにハザードマップを見られた方でも、ハザードマップは年々アップデートされ簡単に確認することができるようになっていますので、改めで閲覧されて災害リスク等把握されてみては如何でしょうか。

【ハザードマップポータルサイト】https://disaportal.gsi.go.jp/

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