不動産コンサルタントのつぶやき

名南財産コンサルタンツ 不動産事業部 公式ブログ

堀畑

空き家の3,000万円特別控除が期間延長

令和4年12月16日、令和5年度税制改正大綱で「空き家の発生を抑制するための特例措置(空き家の譲渡所得の3,000万円特別控除)」が延長になると発表されました。

平成28年4月1日から令和5年12月31日までだった適用期間が、令和9年12月31日まで(4年間)の延長となります。

空き家の譲渡所得の3,000万円特別控除とは、相続した実家等が空き家の場合、相続から3年以内に家屋を解体し土地を売却するか、耐震改修を行ったうえで、中古戸建として売却した場合に、譲渡所得から3,000万円を控除できる特例措置で、昭和56年5月31日以前に建築された家屋が対象です。

相続人には、売却前に耐震改修または家屋を解体をすることが必要でしたが、今回の延長を機に、売却後でも買主が耐震改修または家屋を解体した場合でも特別控除の対象となります。その他、令和6年1月1日以後の譲渡で相続人が3人以上の場合、特別控除は2,000万円となりますので、適用を検討される際は、前述の適用要件もご留意いただければと思います。

相続した空き家を放置させることなく売却を促すことで、増え続ける空き家を抑制したい目論見の延長ですが、築40年以上の空き家を相続した場合には、適用可否について不動産仲介会社等の専門家に確認されるのがよいと思われます。

名古屋駅西側駅前広場

令和4年11月14日、名古屋市から「名古屋駅西側駅前広場デザイン計画(案)」が
発表されました。

デザイン計画(案)は、リニア中央新幹線の開通を見据えて玄関口にふさわしい、デザインに配慮した駅前広場の整備が取り上げられた内容になっておりますが、名古屋駅西口エリアの再開発の具体的な計画等には触れられていませんでした。

デザイン計画(案)は
「①多様な人々の拠り所となる広場の整備
 ②隣接するまちへの動線及び乗換動線の確保
 ➂交通施設(タクシー乗降場)の改善」
を中心に計画されており、令和9年度に詳細設計が終了し、令和10年度以降の工事開始が予定されています。

まちづくりの中心となり、令和9年(品川・名古屋間)開業を目指し始まったリニア中央新幹線の工事は、南アルプストンネル静岡工区において大井川の水資源の影響が起因し、工事進捗しておらず、先が見えない状況が続いています。

名古屋駅東側等周辺エリアにおいても着々とまちづくり計画は進んでいますが、工事の進捗具合により再開発のスピードも変わってくるため、進捗状況の動向には注視していきたいと思います。


    (名古屋駅西側駅前広場デザイン計画(案)について)

無電柱化

無電柱化という言葉を見聞きししばらく経ちますが、2020年度の普及率トップ3をみ
てみると、1位が東京23区で8%、次いで大阪市の6%、名古屋の5%の順となってい
ます。

無電柱化は、落雷・台風・浸水・地震・火事・竜巻に強く、電柱に比べ災害対策になるこ
とは周知されており、景観向上や電柱を利用して敷地への侵入を防止する防犯効果などの
面からもメリットがあるにも関わらずなかなか普及していません。

筆者が勤務する名古屋市でも、無電柱化率日本一を目指し、2019年3月に「名古屋市
無電柱化推進計画」が策定されましたが、なかなか進まないとの報告もあります。
報告には、電力会社や通信会社などの利害関係者間の調整の難しさも問題として挙げられ
ています。
無電柱化に対する何らかの法的規制があるロンドンやパリの他に香港やシンガポールでも
無電柱化率100%です。
日本においても法的規制を設けないと普及率向上は難しいと言われますが、人々の景観に
対する意識の差も影響していると思われます。

防災・美観の観点からも無電柱化の普及は大切な取組みであるため、無電柱化の取組みや
無電化普及率の推移に関しては、今後も注目していきたい思います。

入居者に人気の設備とは

テレワークが定着したことで、賃貸住宅設備に対するニーズも変化してきてい
ます。
昨年の情報となりますが、全国賃貸住宅新聞が発表した「入居者に人気の設備
ランキング2021」のうち、下記は『この設備があれば周辺相場より家賃が
高くても決まる』にランクインされたベスト5となります。

【単身者向け】            【ファミリー向け】
1.インターネット無料         1.インターネット無料
2.宅配ボックス            2.エントランスのオートロック
3.エントランスのオートロック     3.宅配ボックス
4.高速インターネット         4.システムキッチン
5.浴室換気乾燥機           5.追い炊き機能

単身者・ファミリー向けともに「インターネット無料」が1位で、これはともに6年
連続首位とのことで、コロナ禍になる前から不動の人気です。ただしコロナ禍で、
品質に対して求めるニーズが高まっており、単身向けでは4位(ファミリー向けでも
8位)に「高速インターネット」が入っています。「インターネット無料」は、既に
当たり前で、さらにスピードを求める入居者の割合が増えているよう見受けられます。

単身者向けで2位、ファミリー向けで3位の「宅配ボックス」は、ネット通販の需要
増が影響しているものですが、その他に安全面や衛生面から、宅配業者との非接触を
求められる入居者も多く人気の要因になっています。

トップ5のうち、「エントランスのオートロック」を除けば、現在、賃貸している建
物でも比較的簡単に設置しやすい設備であるため、賃貸住宅のオーナー様においては、
空室リスクを避けるためにも、未設備の導入検討をされてもよいかと思われます。


また、設備ランキング2021では、『この設備がなければ入居が決まらない』ラン
キングも公表されておりベスト5は、下記のとおりでした。
われわれ不動産業者も、入居者ニーズを的確に把握し、日々の業務においたお客様対
応していければと思います。

【単身者向け】            【ファミリー向け】
1.室内洗濯機置き場          1.インターネット無料
2.TVモニター付きインターホン    2.室内洗濯機置き場
3.インターネット無料         3.独立洗面台
4.洗浄機能付き便座          4.追い炊き機能
5.独立洗面台             5.洗浄機能付き便座

住みやすい街

2022年8月24日に大東建託株式会社が発表した「いい部屋ネット 街の住みここち
ランキング&住みたい街ランキング2022〈全国版〉」の中で、長久手市(愛知県)
が、街の住みここちランキングで1位(昨年に引続き)になったとの報道がありま
した。また、2022年8月22日に日経BPが発表した「シティブランド・ランキング 
-住みよい街2022」においても、長久手市は9位にランクインされています。

街の住みここちランキングでは、「生活利便性、交通利便性、行政サービス、静か
さ治安、親しみやすさ、物価家賃、自然観光、防災」の全8項目から得られた各評
価を集計し、総合ランキング形式で発表しています。
長久手市は、名古屋市や豊田市に隣接し、ベットタウンとしても人気があるエリア
のため、「静かさ治安、物価家賃」といった項目の評価は低いですが、全評価8項
目のうち、「行政サービス(1位)、生活利便性(4位)、親しみやすさ(7位)」
の3項目で高評価を得ています。
実際に生活している人から、「行政サービス」や「親しみやすさ」で高評価を得て
いるため、大半の移住検討者には、魅力的に映ると思われます。

「イオン長久手」や「イケア長久手」の商業施設の他、今年の11月には「ジブリパ
ーク」も開園し、話題性に事欠かない長久手市ですが、「行政サービス」の満足度
については、次年度以降の評価にも注目していきたいと思います。
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