休暇を取得し、タイのバンコク、マレーシアのクアラルンプール、シンガポールと駆け足の旅をしてきました。

バンコクは想像していたとおりカオスな街でしたし、シンガポールはさすが先進国だけあって洗練された街並みでした。

意外だったのがクアラルンプールです。中心商業地であるKLCC地区にはシンボルであるペトロナスツインタワーを中心に超高層ビルが林立しており、巨大なショッピングセンターや公園などが整備されており、シンガポールと比べても遜色ないような街並みに目を見張りました。
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さて、そのシンボルであるペトロナスツインタワー。マレーシア国立の石油会社であるペトロナスによって建設されました。高さは452メートルの88階建のビルです。完成した1998年当時は世界一の高さを誇っていました。ちなみに2つのタワーのうち、タワー1は日本のハザマが、タワー2は韓国のサムスン物産が手掛けています。
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思ったのはそのシンボル性です。クアラルンプールはもとより、マレーシアといえばこのビルを思い浮かべるほどの存在になっています。シンガポールといえばマーライオンかもしれませんが、最近ではマリーナベイ・サンズ(3つの超高層ビルの上にボートの形をした屋上庭園がのっているビル)が思い浮かびます。
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このように一つの建築物がその都市のイメージを決定づけるということもあるということを感じました。名古屋の場合、JRセントラルタワーズがそうなのかもしれませんが、ペトロナスツインタワーやマリーナベイ・サンズと比べるとやはりインパクトがありません。

そこで期待したのが先ごろ概要が発表された名鉄の再開発ビルです。現時点での案では巨大な壁のようなビルですが、デザイン等を工夫することによりインパクトのある意匠になれば新たな名古屋のシンボルになれるかもしれません。大胆な案を計画してほしいものです。