前回の香港編に続いてマカオ編(その1)です。

 

<マカオの概要>
マカオは正式名称を「中華人民共和国マカオ特別行政区」といいます。香港が英国の植民地であったのに対し、マカオはポルトガルの植民地であった歴史を有しています(1999年にポルトガルから中華人民共和国に返還)。このため往時を偲ぶ歴史的建造物が残されており世界遺産に登録されているとともに、巨大なカジノリゾートが集積し「東洋のラスベガス」との異名を持ち、中国本土を始め東アジアや東南アジア各国から数多くの観光客を集客しています。
マカオの面積は30.8K㎡(東京の山手線の内側の約半分程度)で人口は約65.3万人(2017年)です。人口密度は2.1万人/K㎡と香港や東京の3倍以上という超過密都市となっています。


<マカオの不動産市場>
ガイドの受け売りになりますが、マカオの住宅は高騰しており、通常のファミリータイプのマンションでも“億ション”が当たり前とのことです。このため、隣接する中華人民共和国側の珠海市では受け皿となるべく不動産開発が進められています。このあたり、昨年訪問したシンガポール及び隣接するマレーシア・ジョホールバルとの関係を思い出しました。ただし、マカオと珠海市とは陸続きなので簡単に行き来できます。中国側には簡単に出られますので私も行ってきました。そのときの様子は次回以降、お伝えしたいと思います。

それでは、写真で様子をお伝えします。


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香港・チャイナ・フェリーターミナルから約1時間。マカオ半島側のマカオフェリーターミナルに到着です。出迎えるのは「サンズ・マカオ」。米国のラスベガス・サンズが運営するカジノです。ラスベガス・サンズといえば、シンガポールのマリーナベイ・サンズが有名ですが、マカオでは「サンズ・マカオ」とともに世界最大のカジノリゾートである「ザ・ベネチアン・マカオ」を運営しています。

 

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小雨が舞う中、まずは世界遺産観光に出かけます。写真は「聖ポール天主堂跡」。17世紀の大聖堂の遺跡で、マカオで最も有名な歴史的建造物の一つです。



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アジアの混沌と古きヨーロッパをミックスしたような街並みは歩いていて楽しいです。




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香港では中国共産党によるメディア規制が進んでいますが、ここマカオは比較的自由なようです。なんとなくセンセーショナルっぽい?タイトルの雑誌や書籍が並んでいます。



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昼食はマカオタワーの展望台にあるビュッフェへ。



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マカオタワーではバンジージャンプを楽しむことができます。ギネスにも認定されている「世界一高い建造物から跳ぶバンジージャンプ」です。ただ、日本円で5万円以上かかりますが…。



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展望台から見える向こうのビルですが、あちらは中国・珠海市側になります。



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ビュッフェで食事を摂っていると、悪天候にもかかわらず高い金を払ったチャレンジャーたちがバンジーを跳んでいます。まあ、一生に一度くらいやってみるのも悪くはないのかもしれません。



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バンジーは無理でも高度感を味わいたいのなら、58階の展望台が一部透明になっているので乗ってみてください。



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筆者は全く平気なのですが、ダメな人はダメなようです。へたり込む同行者の図です。

 

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さて、ホテルに向かいます。宿泊するのは「ギャラクシー・マカオ」という巨大統合型リゾートにあるホテルオークラです。バスで近づくにつれ巨大さに圧倒されそうになります。


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ホテルオークラにチェックインします。日系だけあって“和”な落ち着いた雰囲気です。

 

長くなったので今回はここまでとします。