不動産コンサルタントのつぶやき

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マンション

分譲マンション、犬を飼育するときの注意事項(飼育編)

ペットを飼育できるマンションの多くが、マンション住まいのルールブックである管理規約に
飼育に関するルールを規定しています。

さて、管理規約にはどのような飼育に関するルールが規定されているのでしょうか。
私の住んでいるマンションには以下のような記載がありました。
主な規定を記載します。

・ペットは専有部分内で飼育するものとし、バルコニー等の専用使用部分も含め、
 共用部分では飼育しないよう管理すること。
・専有部分内以外で、ペットに餌や水を与えたり排泄をさせないこと。
・ペットを共用部分及び敷地内で遊ばせてはならない。
・小型犬は狂犬病予防法第5条に定める予防注射を受けること。
・廊下・階段・エレベーター等の共用部分及び敷地内では、ペットは、
 クレートにいれるか、又は必ずリード(引き綱)をつけて抱きかかえて移動すること。
・1階住戸においてペットを連れて建物内に出入するときは、テラスを利用すること。
・植栽・芝生・共用施設等の中へペットを入れないこと。
 また、植栽等の中で糞尿の排泄をさせることは厳禁とする。
・小型犬、猫等には、必要なレベルの「しつけ」を行うこと。


なお、管理規約の規定を遵守しない場合は、管理組合から指導を受けることになります。
指導を受けても改善されない場合、管理組合からペットの飼育を禁止させられます。
ペットの飼育を禁止された飼育者は、新たな飼育者を探すなど、
速やかに適切な措置をとらなければならないことになります。


先日、犬の鳴き声で迷惑をしている居住者がいるとのことで、
掲示板で案内が張り出されていました。

無駄吠えをさせないことも「しつけ」のひとつです。
トイレを覚えさせること、人を噛ませないこと等、しつけは大変ですが、
覚えてもらうことに喜びを感じます。


他の居住者から白い目で見られながらの生活は、精神的に苦痛を強いられます。
「かわいい」「たのしそう」だけのイメージだけでペットの飼育をはじめるのではなく、
他の居住者の方に迷惑を掛けることが無い様に、管理規約を確認することはもちろん、
「しつけ」についての知識をつける等をし、ペットとの楽しい生活を過ごしていただきたいと思います。


次回は、「分譲マンション、犬を飼育するときの注意点(まとめ編)」です。


先回の記事「分譲マンション、犬を飼育するときの注意点(犬種を選ぶ編)」
はこちら↓
http://blog.livedoor.jp/meinanfudousan/archives/1036818871.html

分譲マンション、犬を飼育するときの注意点(犬種を選ぶ編)

近頃はペットの飼育が可能なマンションが増えていますが、いろいろと問題もあります。
今回から、分譲マンションで飼い犬と楽しく暮らすための注意点を、
私の経験を基に3回に分けて掲載したいと思います。
※私の経験を基にお伝えしますので、猫等他のペットについての話は省きます。


これまで私は1度も犬を飼ったことが無く、
小さな頃より、散歩等したり遊んだりできる、犬との生活を夢見ていました。
私が購入したマンションが、ペット飼育可能だったこともあり、
この度、犬を飼育することにしました。

準備として最初にしたことは、不動産屋らしく、
マンションの管理規約(ルールブック)を見ることでした。
管理規約には、飼育できる犬について下記のとおり記載がありました
(原文をそのまま掲載します)。

・抱きかかえられることのできる小型犬及び猫
・体長(鼻先から尾の付け根まで)70cm以内、体高(肩部の最高点より地上までの
 垂直の高さ)30cm以内、体重10kg(成長時)のもの。ただし、1階住戸に
 おいては体長70cm以内、体高40cm以内、体重15kg以内とする
・ペットを飼育することができる数は、原則として、1住戸に小型犬・猫の場合は、
 双方あわせて2匹、小動物は2匹、小鳥は1篭までとする


管理規約の内容によると、小型犬がよさそうです。
最初に候補にしたのは、下記の犬種。
犬と散歩をすることが夢だったので、見た目の可愛さよりも、
元気がよく、一緒に散歩ができることを優先しました。
・ミニチュア・シュナウザー
・ミニチュア・ピンシャー
・ジャック・ラッセル・テリア
・イタリアン・グレーハウンド
・キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
・トイプードル

しかし、はじめて飼育する犬ですので、インターネットでいろいろ調べました。
「頭がいい」「抜け毛が少ない」「あまり臭いがしない」という
躾や世話等の生活面も考え、トイプードルがよいかなと思っていたところ、
ペットショップで運命の出会いをしてしまいました。
結局、トイプードル(シルバー、♀、生後2ヶ月)を家に迎えることになりました。
※各犬種の特徴等は、インターネット等で調べることができます。


分譲マンションでペットの飼育を考えられている方は、
まずは、マンション住まいのルールブックである管理規約を確認し、
その内容に沿ったペット選びが必要です。


次回の「分譲マンション、ペット飼育の注意事項(犬の飼育編)」にて、
管理規約に記載されている、飼育について注意すべきルール等をお伝えします。

マンションのバルコニーや専用庭でバーベキューはできる?

広いバルコニーや専用庭のある中古マンションの販売広告の中には、その広さや使い勝手をアピールするため、バーベキューができることを掲載しているものもありますが、本当にバーベキューをすることが可能なのか疑問に思います。

バルコニーや専用庭は、専用使用権により、普段は付随している部屋の住人が自由に使用できますが、実際にはマンションの共用部分に該当しています。共用部分は、マンションの住人が利用できることになっています。住人が利用できる例では、災害時に避難経路として利用することなどが考えられます。

共用部分の利用方法は、マンションのルールブックである管理規約に規定されています。バルコニーや専用庭でバーベキューをすることは、騒音や煙等により、他の住人に迷惑をかける恐れがあり、直接的に管理規約で禁止されていたり、間接的にも火の取扱の制限として禁止事項に該当している可能性があります。また、管理規約に規定が無かったとしても、管理組合で禁止行為にしていることもあります。

広告でバルコニーや専用庭でバーベキューができると記載されていても、本当にバーベキューができるかどうかは確認が必要です。

2つの修繕積立金プラン

 新築で分譲マンションを購入した後に、新たに結成される管理組合で修繕積立金に関して、取り決めを行う場合があります。問題になるのは、次の2つのプランのどちらをとるかという点です。

 ①築年数が経過するごとに、値上げをするプラン
 ②毎月の金額はそのままで、別に定期的に修繕積立一時金を徴収するプラン


 ①と②では、どちらの方がよいのでしょうか。


 個人的には、同じ金額を支払うなら②のプランがよいのではないかと感じています。①のプランは、無理なくコツコツと修繕積立金を積み上げていくイメージがあると思います。それに対して②のプランでは、一時的な負担が重いと感じられる方がいらっしゃるのではないでしょうか。


 ②のプランがよいのではないかと感じるのは、中古として売却する場合を想定しているためです。

 中古マンションの購入を検討されている方の中には、住宅ローンを借り入れることを前提として、現在の家賃と毎月の住宅ローン等の支払を比較する方もいらっしゃると思います。毎月の支払額は、住宅ローン+管理費+修繕積立金です。よって、修繕積立金の支払が多くなると、毎月の支払額も増えます。


 中古マンションの購入を検討される方は、毎月支払う修繕積立金が高ければ、売却価格が想定内だとしても、毎月の支払い負担が大きく見えるため、購入を断念される方もいるのではないかと感じます。あまり修繕積立金が高くなると、比較検討される他のマンションに比べ、毎月の支払額で見劣りしてしまうため、売却価格を下げないと売却できないというケースもでてくるのではないでしょうか。


 

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