今年の41日、日本最大のメガバンクである三菱東京UFJ銀行の行名が三菱UFJ銀行に変更されます。同行ウェブサイトによると、行名変更の理由について、「このたびの行名変更は、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の主なグループ会社の名称を『三菱UFJ』に統一し、グループとしての大きな戦略の下で、各社が担う機能のコンセプトを明確にするため」としています。また、英文名については、「グローバルで浸透しており、かつ分かり易さの観点から『MUFG』を使用する」とのことです。

あまり知られていないかもしれませんが、現在の三菱東京UFJ銀行の略称は「BTMU」といいます。The ank of Tokyo-Mitsubishi UFJLtd.から4文字を取っています。以前、ある人が「UFJ銀行に行ってきます」と言っていて怒られていました。確かに「三菱東京UFJ銀行に行ってきます」と言うと長ったらしいので、気持ちはわからないことはないのですが、社会人であれば正しい用語を使いたい、ということで「BTMUに行ってきます」と言っていれば、周りから「おっ!」と思われていたかもしれません(思われなかったかもしれません)。

その他のメガバンクですが、三井住友銀行は「SMBC」。これはロゴにも入っているし有名ですね。みずほ銀行は「MHBK」です。信託銀行系ですと三菱UFJ信託銀行は「MUTB」、三井住友信託銀行は「SMTB」、みずほ信託銀行は「MHTB」といいます。

行名変更後の三菱UFJ銀行の略称ですが、英文表記のまま「MUFG」になるのでしょうか。個人的にはBTMUという語感が嫌いではなかったので少し残念な気はするのですが、われわれが属する不動産業界にとって、金融機関の動向というものは大きな影響がありますので、今回の行名変更の背景にあることも含めて、興味深くウオッチしていく必要があると思いました。