今乗っている車が故障してしまいました。ディーラーで見てもらったところ、車検を通る状態にするだけで数十万円かかることがわかったため、急遽買い替えることにしました。

今の車は15年落ちの中古車で故障には懲りたことから、思い切って新車を購入することにしました。候補に選んだのは2車種。SUVタイプのハイブリッド車とワゴンタイプのガソリン車です。

趣味の関係で長距離を走ることもあるので、燃料代などを考えるとどう考えてもハイブリッド車の方が有利なのですが、ワゴンタイプのガソリン車を購入することにしました。

理由ですが、ワゴンタイプの車のデザインや先進機能が気に入ったという点が大きいものの、そうそう頻繁に買い替えることは考えていないので、10年乗るとして、次の車に買い替えるころには純粋なガソリン車というものがほぼ絶滅している可能性もあり、ドライブしていてより楽しい純粋なガソリン車を楽しめるうちに楽しもう、と思ったということも少しだけあります。

最近報じられたニュースで、EUが気候変動対策として2035年以降の新車販売について、排気ガスを出さない「ゼロエミッション車」のみとし、ハイブリッド車を含むガソリン車やディーゼル車の販売を事実上禁止する方針である、というものがありました。この通りになるのかはわかりませんが、「脱内燃機関」の流れは今後間違いなく進んでいくでしょう。

思えば、昔当たり前だったことが、今となっては全く当たり前でないということが多々あります。その1つがマニュアルトランスミッション車(MT車)の存在ではないでしょうか。

個人的には、車を運転することが好きで、過去MT車に乗っていたこともあるのですが、現在MT車の設定があるのは、スポーツカーなどごく一部の車種のみであり、今回購入するワゴンタイプの車にもMT車の設定はありません。

ですので、MT車を選ぼうと思えば比較的選択肢の多かった15年前、20年前が懐かしく思われます。したがって、15年後、20年後には純粋なガソリン車に自由に乗れた時代を懐かしく思うような日がくるのではないでしょうか。そんなことを思うのは私のようなモノ好きだけかもしれませんが…。