たまたま車で通りかかったところに「富士見台」という地名がありました。名古屋市千種区の高台にある場所です。地名の通り富士山は見えるのでしょうか?通りがかりの人に聞くわけにもいかないのでネットで調べてみました。

Wikipediaによると千種区の富士見台の地名の由来として「富士山が見えることを望んでつけられたという説と、実際に冬晴れの日には遠望できたことによるという説がある」とされていますが、他のサイトで調べると、猿投山や奥三河の山々に視界を阻まれどうやら見ることはできないようです。

名古屋市内には中区にも「富士見町」という地名があります。江戸時代・化政期の浮世絵師葛飾北斎の「富嶽三十六景」のうち「尾州不二見原」に描かれている場所とされています。ただ、この場所からも富士山を望むことはできず、この浮世絵に描かれているのは南アルプスの聖岳とされているとのことです。

どうも名古屋市内から富士山を見るためには1,000mくらいの高さが必要とのことです。河村たかし名古屋市長がいつぞやの市長選で「1000メートルタワー」の構想をぶち上げていましたが、もし建設されれば名古屋市内から富士山を望むことができるようになるかもしれません。ただ、建設される可能性は限りなくゼロに近いと思われますが…。

ちなみにセントレアから飛行機に乗ると名古屋市内上空からでも富士山をよく見ることができます。写真は小牧市に差し掛かったあたりからですが、上空から見ると日本は意外と狭いことを実感します。

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