10年前に購入した自宅のプラズマテレビ。画面のチラつきがひどくなり、いよいよ観ていられなくなったので、買い替えることにしました。

購入した当時、薄型テレビといえば液晶かプラズマでしたが、なんとなくプラズマテレビにあこがれがあったのでそちらを購入しました。が、プラズマテレビは構造的に小さな蛍光灯の集合体のようなものなので熱を持ち、電気代もかかるので次第に淘汰され、現在、薄型テレビといえば液晶と有機ELが主流になっています。ただし有機ELテレビはまだ価格がこなれていないことから、買い替えの対象は液晶に絞られ、あまり期待せずに型落ちで安くなっていたものを購入しました。

ところが、実際にテレビが家に来てみると、この10年間のテレビの進化というものに目を見張ることになりました。画面の淵が薄くなり、同じような大きさでも画面のインチ数が大きくなったのは正常進化と捉えられますが、一番大きな進化は、テレビとネットとの『融合』ではないかと思われます。テレビは無線LANに対応しており、自宅に無線LAN環境があれば、即ネットにつながりYou Tubeなども視聴可能です。ネット通販アマゾンのプライム会員であれば、別途「Fire TVStick」というデバイスを購入する必要があるものの(対応機種であれば購入不要です)、旧作を中心にオンデマンドで映画を楽しむことができます(最近DVDが発売されたような新作についてもペイパービューで視聴は可能です)。

これほど手軽に自分の観たい映画などを楽しめるようになると、わざわざTSUTAYAGEOに出向いてレンタルする必要もなくなり、言い方は大げさですがそりゃ産業構造も変わるよな、というような思いを抱かずにはいられませんでした。

翻って自身の属する不動産業界ですが、テクノロジーの進化によりグーグルアースやVRの利用などツールに変化はあったものの、本質的なところでは十年一日の感は否めません。ただ、こんな我が業界も「不動産テック」なる言葉が生まれており、今後AIやビッグデータというものとの融合は避けては通れないことになりそうです。テクノロジーの進化に翻弄されるのではなく、完璧に使いこなすとまではいかないまでも、流れに乗り遅れないようにはしたいものです。

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